京都大学 情報学研究科 数理工学専攻 2012年8月実施 基礎数学 I
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
関数 f(x)=e−x2 は (−∞,∞) において積分可能である. 級数 ∑k=−∞∞f(x+2kπ) が区間 (−∞,∞) で一様収束することに注意して、周期関数 F(x) を
F(x)=k=−∞∑∞f(x+2kπ)
で定める. 以下の問いに答えよ.
(i) 積分
∫−ππF(x)dx
を求めよ.
(ii) ∣x∣≥π において, 不等式
f(x)≤e−π∣x∣(∗)
が成り立つことを示せ.
(iii) ∣x∣≤π とする. 不等式(*) を用いて
∣F(x)−f(x)∣<1−e−2π22e−π2
が成り立つことを示せ.
题目描述
函数 f(x)=e−x2 在 (−∞,∞) 上可积。注意到级数
k=−∞∑∞f(x+2kπ)
在整个实轴上一致收敛,据此定义周期函数
F(x)=k=−∞∑∞f(x+2kπ).
完成以下各问:
-
计算
∫−ππF(x)dx.
-
证明当 ∣x∣≥π 时,
f(x)≤e−π∣x∣.(*)
-
设 ∣x∣≤π。利用不等式 (∗) 证明
∣F(x)−f(x)∣<1−e−2π22e−π2.
Kai
(i)
級数は一様収束するので項別積分できる。各項で u=x+2kπ と変数変換すると、
∫−ππF(x)dx=k=−∞∑∞∫−ππf(x+2kπ)dx=k=−∞∑∞∫(2k−1)π(2k+1)πf(u)du=∫−∞∞e−u2du=π
となる。
(ii)
∣x∣≥π ならば、
x2=∣x∣2≥π∣x∣
である。したがって −x2≤−π∣x∣ であり、指数関数の単調性から
f(x)=e−x2≤e−π∣x∣
を得る。
(iii)
∣x∣≤π とする。各 k≥1 に対して
∣x±2kπ∣≥2kπ−∣x∣≥(2k−1)π≥π
なので、(ii) を適用できる。すべての項は非負だから、
∣F(x)−f(x)∣=k=1∑∞(f(x+2kπ)+f(x−2kπ))≤2k=1∑∞e−(2k−1)π2=1−e−2π22e−π2
となる。 ∣x∣<π では上の項別評価がすべて狭義であり、 x=±π でも等号となり得るのは一つの項だけで、ほかの項では狭義不等号となる。よって全体として
∣F(x)−f(x)∣<1−e−2π22e−π2
が成り立つ。