京都大学 情報学研究科 数理工学専攻 2011年8月実施 オペレーションズ・リサーチ
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
つぎの凸2次計画問題を考える。
P: Minimize 21xTAx
subject to aTx=b
ただし、 A は n×n 正定値対称行列、 a は 0 でない n 次元ベクトル、 b はスカラーであり、 T はベクトルの転置を表す。この問題は唯一の最適解 x∗ をもつ。
R+={t∈R∣t≥0} とする。パラメータ λ∈R と ρ∈R+ を含むつぎの制約なし最小化問題を考える。
P( λ,ρ ): Minimize 21xTAx+λ(aTx−b)+ρ(aTx−b)2
subject to x∈Rn
任意の λ∈R と ρ∈R+ に対して問題 P( λ,ρ ) は唯一の最適解 xˉ(λ,ρ) をもつ。
以下の問いに答えよ。
(i) 問題 P のカルーシュ・キューン・タッカー (Karush-Kuhn-Tucker) 条件を用いて x∗ を求めよ。
(ii) xˉ(λ,ρ) を求めよ。
(iii) パラメータ λ∗∈R は Ax∗+λ∗a=0 を満たすとする。このとき任意の ρ∈R+ に対して xˉ(λ∗,ρ)=x∗ となることを示せ。
(iv) 任意の λ∈R と ρ∈R+ に対して、次の不等式が成り立つことを示せ。
21(x∗)TAx∗≥21xˉ(λ,ρ)TAxˉ(λ,ρ)+λ(aTxˉ(λ,ρ)−b)+ρ(aTxˉ(λ,ρ)−b)2
(v) 任意の λ∈R に対して, limρ→∞xˉ(λ,ρ) は存在することが知られている。パラメータ λ の値に関わらず, limρ→∞xˉ(λ,ρ)=x∗ となることを示せ。
题目描述
考虑凸二次规划
P:xmins.t.21xTAxaTx=b,
其中 A 是 n×n 正定对称矩阵,a 是非零的 n 维向量,b 是标量,上标 T 表示转置。已知该问题有唯一最优解 x∗。
记 R+={t∈R∣t≥0}。对参数 λ∈R、ρ∈R+,再考虑无约束最小化问题
P(λ,ρ):x∈Rnmin21xTAx+λ(aTx−b)+ρ(aTx−b)2.
已知对任意 λ∈R、ρ≥0,P(λ,ρ) 都有唯一最优解 xˉ(λ,ρ)。完成以下各问:
-
利用问题 P 的 Karush–Kuhn–Tucker(KKT)条件求 x∗。
-
求 xˉ(λ,ρ)。
-
设参数 λ∗∈R 满足
Ax∗+λ∗a=0.
证明对任意 ρ∈R+,都有
xˉ(λ∗,ρ)=x∗.
-
证明对任意 λ∈R、ρ∈R+,
21(x∗)TAx∗≥21xˉ(λ,ρ)TAxˉ(λ,ρ)+λ(aTxˉ(λ,ρ)−b)+ρ(aTxˉ(λ,ρ)−b)2.
-
已知对任意 λ∈R,极限 limρ→∞xˉ(λ,ρ) 存在。证明无论 λ 取何值,
ρ→∞limxˉ(λ,ρ)=x∗.
Kai
γ=aTA−1a とおく。 A は正定値で a=0 なので γ>0 である。
(i) ラグランジアン
L(x,λ)=21xTAx+λ(aTx−b)
の KKT 条件は
Ax∗+λ∗a=0,aTx∗=b.
第1式から x∗=−λ∗A−1a であり、第2式より −λ∗γ=b である。従って
λ∗=−γb,x∗=γbA−1a.
(ii) P(λ,ρ) の目的関数の Hessian は
A+2ρaaT
であり正定値なので、停留点が唯一の最適解である。停留条件は
Axˉ+λa+2ρ(aTxˉ−b)a=0.
A−1a の係数を解くと
xˉ(λ,ρ)=1+2ργ2ρb−λA−1a.
実際、
aTxˉ−b=−1+2ργλγ+b
を停留条件へ代入すれば確認できる。
(iii) λ∗=−b/γ を (ii) に代入すると
xˉ(λ∗,ρ)=1+2ργ2ρb+b/γA−1a=γbA−1a=x∗.
これは任意の ρ≥0 で成立する。
(iv) x∗ は aTx∗−b=0 を満たすので、 P(λ,ρ) の目的関数を Fλ,ρ と書けば
Fλ,ρ(x∗)=21(x∗)TAx∗.
xˉ(λ,ρ) は Fλ,ρ の大域的最小解であるから
21(x∗)TAx∗≥21xˉTAxˉ+λ(aTxˉ−b)+ρ(aTxˉ−b)2.
(v) (ii) の閉形式から、 λ の値に関係なく
ρ→∞lim1+2ργ2ρb−λ=γb.
従って
ρ→∞limxˉ(λ,ρ)=γbA−1a=x∗.