京都大学 情報学研究科 数理工学専攻 2009年8月実施 基礎数学 II
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
M(n,R) で n×n 実行列の全体を表し, I∈M(n,R) で単位行列を表す。以下の問いに答えよ。
(i) I+X が可逆であるとして, Y=(I−X)(I+X)−1 とおく。このとき, I+Y もまた可逆で, X=(I−Y)(I+Y)−1 が成り立つことを示せ。
(ii) A∈M(n,R) が反対称行列で I+A が可逆ならば, G=(I−A)(I+A)−1 は直交行列であることを示せ。ただし, AT=−A の成り立つ行列 A を反対称 (歪対称) 行列といい,上付きの添え字 T は行列の転置を表す。
(iii) ある J∈M(n,R) に対し, H∈M(n,R) は HTJ=−JH をみたし, I+H は可逆とする。このとき S=(I−H)(I+H)−1 は STJS=J をみたすことを示せ。(特に J=I ならば,この問題は (ii) に帰着する。)
(iv) n=2 とする。(ii), (iii) における A,G,H,S を一般的な形で求めたい。(iii) における J はここでは特に J=(0−110) とする。まず,次の一般的な反対称行列を A=(0−aa0),a∈R とおいて, G を求めよ。さらに, H=(prqs)∈M(2,R) とおいて, HTJ=−JH をみたすように H を定め,続いて S を求めよ。
题目描述
以 M(n,R) 表示全体 n×n 实矩阵,以 I 表示单位矩阵。完成以下各问:
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假设 I+X 可逆,并令
Y=(I−X)(I+X)−1.
证明 I+Y 也可逆,且
X=(I−Y)(I+Y)−1.
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若 A∈M(n,R) 为反对称矩阵,即 AT=−A,且 I+A 可逆,证明
G=(I−A)(I+A)−1
是正交矩阵;上标 T 表示转置。
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设给定 J∈M(n,R),矩阵 H∈M(n,R) 满足
HTJ=−JH,且 I+H 可逆。证明
S=(I−H)(I+H)−1
满足 STJS=J。特别地,J=I 时即退化为第 2 问。
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取 n=2,并在第 3 问中令
J=(0−110).
先对一般反对称矩阵
A=(0−aa0),a∈R,
求出 G。再令
H=(prqs),
求出满足 HTJ=−JH 的一般 H,进而计算相应的 S。
Kai
(i) Cayley 変換の反転
Y=(I−X)(I+X)−1 から
I+Y=2(I+X)−1
である。したがって I+Y は正則である。また、
Y(I+X)(I+Y)X=I−X,=I−Y
だから
X=(I+Y)−1(I−Y).
I−Y と I+Y はともに Y の多項式なので可換であり、
X=(I−Y)(I+Y)−1
を得る。
(ii) 直交性
AT=−A から
GT=(I−A)−1(I+A).
I−A と I+A は可換なので、
GTG=(I−A)−1(I+A)(I−A)(I+A)−1=I.
したがって G は直交行列である。
(iii) STJS=J
HTJ=−JH は、次の二式と同値である。
(I−HT)J=J(I+H),(I+HT)J=J(I−H).
I+H が正則なので I+HT も正則である。 ST=(I+HT)−1(I−HT) を用いると、
STJS=(I+HT)−1(I−HT)J(I−H)(I+H)−1=(I+HT)−1J(I+H)(I−H)(I+H)−1=(I+HT)−1J(I−H)=J.
ここでは J の可逆性を仮定していない。
(iv) n=2 の計算
まず
A=(0−aa0)
に対して、
(I+A)−1=1+a21(1a−a1).
したがって
G=1+a21(1−a22a−2a1−a2).
次に H=(prqs) として HTJ=−JH を成分比較すると s=−p を得る。よって
H=(prq−p).
I+H が正則であるという条件は
δ:=det(I+H)=1−p2−qr=0
である。直接計算により、
S=δ1(1−2p+p2+qr−2r−2q1+2p+p2+qr)
を得る。