神戸大学 工学研究科 機械工学専攻 2019年度 機械力学 第1問
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
半径 R、質量 M の一様円板を、右上がりの傾斜角 ϕ の斜面上で静止させる。時刻0から中心に一定トルク T を与える。斜面に沿う右向きを並進の正、時計回りを回転の正とする。中心速度を v、角速度を ω、慣性モーメントを I、上り方向を正とする摩擦力を f、重力加速度を g とする。

- 並進・回転の運動方程式を示せ。
- 滑らずに転がるとし、I=MR2/2 を用いて v(t) と v>0 のための T の条件を求めよ。
- 中心が初期位置から高さ h0 に達したときトルクを停止する。このときの接触点をA、速度を v0 とする。滑らずに転がり続けてさらに上る高さ h1 を求めよ。
- Aより高い領域だけが摩擦のない斜面である場合、さらに上る高さ h2 を求め、h1 と比較せよ。
题目描述
均匀圆盘半径 R、质量 M,位于向右上倾角 ϕ 的斜面,初静止,施加恒定顺时针力矩 T。沿斜面上行为正,顺时针转动为正,摩擦力 f 也以上行为正。(1)写平动及转动方程;(2)无滑动且 I=MR2/2 时求速度及上行条件;(3)达到高度 h0、速度 v0 时停力矩,继续纯滚动可再升多高;(4)停力矩点以上无摩擦时可再升多高,并比较。
Kai
(1)
重力の斜面方向成分は −Mgsinϕ、摩擦による中心回りトルクは時計回り規約で −fR。従って
Mv˙=f−Mgsinϕ,Iω˙=T−fR.
(2)
滑りなしの拘束 v=Rω を用いて f を消去すると
(M+R2I)v˙=RT−Mgsinϕ.
I=MR2/2 と v(0)=0 より
v(t)=3MR2(T−MgRsinϕ)t,T>MgRsinϕ(t>0).
滑らないための摩擦力が確保されることは設問の仮定である。
(3)
静止摩擦は仕事をしない。最高点で v=ω=0 となるため
Mgh1=21Mv02+212MR2(Rv0)2=43Mv02.
従って h1=3v02/(4g)。
(4)
摩擦がなくトルクも停止しているため、ω=v0/R は一定で、回転運動エネルギーは変わらない。並進分だけが位置エネルギーに変わり
Mgh2=21Mv02,h2=2gv02.
従って h1=23h2>h2。摩擦なしの場合、最高点でも円板は回転している。
Reference