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神戸大学 経済学研究科 2021年8月実施 第I期 統計学 第2問

Author

Miyake

Description

確率変数 の密度関数を とし、パラメータ のいずれかの値しかをとらないものとする。 また、 はそれぞれ、以下のように与えられるものとする。

(1) の値を求めなさい。(15点)

(2) のとき、 の期待値と分散を求めなさい。(20点)

(3) のとき、 の積率母関数を求めなさい。(15点)

(4) からの無作為標本を とする。 の最尤推定量を求めなさい。(20点)

Kai

(1)

確率密度関数の規格化の条件

から がわかる。

(2)

のとき、 の期待値 の期待値 の分散 は、それぞれ次のように計算できる:

(3)

求める積率母関数は、次のように計算できる:

(4)

尤度

は、今の場合、

となるので、 の最尤推定量は次のように求まる: