東京工業大学 工学院 機械系 2020年度 選択専門科目 問題4(流体力学)
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
二次元複素速度ポテンシャル
W(z)=z−4ilnz=ϕ+iψ,z=x+iy=reiθ
を考える。ϕ は速度ポテンシャル、ψ は流れ関数であり、ur=∂ϕ/∂r、uθ=r−1∂ϕ/∂θ である。
- ϕ(r,θ),ψ(r,θ) を求めよ。
- ur,uθ を求めよ。
- x 軸上の x=−2,1,4 を始点とする速度ベクトルを図示せよ。各点での半径方向・周方向成分と大きさも示せ。
- よどみ点 ur=uθ=0 の位置を求めよ。存在しなければ「無」と答えよ。
- y 軸上の y=−4,−2,−1,1,2,8 について(3)と同様に図示せよ。
- この流れを構成する二つのポテンシャル流れを説明せよ。
速度 U∞ の一様流中に平行な平板を置いた二次元定常流れを考える。流れ方向を x、平板から垂直に離れる方向を y とし、密度 ρ、粘性係数、動粘性係数 ν は一定とする。支配方程式は
∂x∂u+∂y∂v=0,
u∂x∂u+v∂y∂u=−ρ1∂x∂p+ν(∂x2∂2u+∂y2∂2u),
u∂x∂v+v∂y∂v=−ρ1∂y∂p+ν(∂x2∂2v+∂y2∂2v).
レイノルズ数が大きく、粘性の影響が厚さ δ(x) の薄い境界層に限られる場合、近似式
∂x∂u2+∂y∂(uv)=ν∂y2∂2u(ii)
が得られる。外縁で u(x,δ)=U∞ と近似する。
- 圧力勾配項と粘性項について用いた近似を、理由とともに述べよ。
- 壁面で速度0、外縁でせん断応力0とすると
∫0δ∂x∂u2dy+[uv]y=δ=−ν[∂y∂u]y=0.
連続の式から v=−∫0y(1◯)dy。したがって
∫0δ∂x∂(2◯)dy=−ν[∂y∂u]y=0,U∞2dxdθ=ν[∂y∂u]y=0,
θ=∫0δU∞u(1−U∞u)dy.
①②に入る式と、θ の名称③を答えよ。
- u=U∞f(η)、η=y/δ(x) とおき、f(η)=aη2+bη+c とする。境界条件から a,b,c を求めよ。
- 今度は f(η)=η を用いる。上の積分方程式から δ(x)、局所壁面摩擦応力 τw を求め、cf=τw/(ρU∞2/2) を Rex=U∞x/ν の関数で表せ。
题目描述
问1: 给定 W=z−4ilnz=ϕ+iψ,z=x+iy=reiθ。求势函数、流函数以及径向和周向速度。分别在 x 轴的 x=−2,1,4 和 y 轴的 y=−4,−2,−1,1,2,8 处画出以该点为起点的速度矢量,标明两个极坐标分量及大小。求驻点,并说明该流动由哪两种势流叠加。
问2: 均匀来流 U∞ 沿平板流动,x 为流向,y 为法向。密度及黏度不变。以所给连续方程和Navier–Stokes方程为起点,说明导出式(ii)时对压强梯度和黏性项的近似。壁面无滑移、外缘 u=U∞ 且剪切应力为零,填写积分推导中的①②和 θ 的名称③。设 u/U∞=f(y/δ),先对二次分布求系数,再以线性分布求边界层厚度、壁面剪应力及局部摩擦系数随 Rex 的关系。
Kai
(1)・(2)
lnz=lnr+iθ を代入すると
ϕ=rcosθ+4θ,ψ=rsinθ−4lnr,
ur=cosθ,uθ=−sinθ+r4.
uθ の正方向は反時計回りである。直交座標では
u=1−x2+y24y,v=x2+y24x((x,y)=(0,0)).
(3)
| 点 | ur | uθ | (u,v) |
|---|
| (−2,0) | −1 | 2 | (1,−2) |
| (1,0) | 1 | 4 | (1,4) |
| (4,0) | 1 | 1 | (1,1) |
(−2,0) では er が左、eθ が下を向くので、ur=−1 の成分は右向きである。
(4)
ur=0 より θ=π/2,3π/2。uθ=0 を満たすのは θ=π/2,r=4 のみ。よって
(x,y)=(0,4).
(5)
| 点 | ur | uθ | (u,v) |
|---|
| (0,−4) | 0 | 2 | (2,0) |
| (0,−2) | 0 | 3 | (3,0) |
| (0,−1) | 0 | 5 | (5,0) |
| (0,1) | 0 | 3 | (−3,0) |
| (0,2) | 0 | 1 | (−1,0) |
| (0,8) | 0 | −1/2 | (1/2,0) |
各成分の大きさは表の値の絶対値である。正の y 軸では eθ は左、負の y 軸では右を向く。

(6)
W=z は x 正方向の速度1の一様流、W=−4ilnz は原点を中心とする反時計回りの自由渦である。W=−iΓlnz/(2π) より循環は Γ=8π。
(1)
境界層が薄いため、y 方向運動方程式から ∂p/∂y≃0。層外は一様な非粘性流れなので圧力が一定であり、層内も ∂p/∂x≃0 とする。また δ≪x より ∣∂2u/∂x2∣≪∣∂2u/∂y2∣ で、流れ方向の粘性拡散を無視する。
連続の式を用いると uux+vuy=(u2)x+(uv)y なので式(ii)が得られる。
(2)
連続の式の積分より
1◯=∂x∂u.
外縁の uv=U∞v(δ) を代入して
2◯=u2−U∞u,3◯=運動量厚さ.
外縁で u2−U∞u=0 なので、可変上端を含む微分でも境界項は消える。∫0δ(u2−U∞u)dy=−U∞2θ より所定の積分式を得る。
(3)
壁面と外縁の条件は f(0)=0,f(1)=1,f′(1)=0。よって
a=−1,b=2,c=0,f(η)=2η−η2.
(4)
線形近似では θ=δ∫01η(1−η)dη=δ/6、uy∣0=U∞/δ。指定された積分方程式から
δdxdδ=U∞6ν.
平板先端で δ(0)=0 として
δ(x)=U∞12νx,τw=ρνδU∞=ρU∞12xνU∞,cf=3Rex1.
線形分布は外縁の勾配ゼロ条件を厳密には満たさないが、ここでは設問で指定された積分近似として用いる。
Reference