東京工業大学 工学院 情報通信系 2019年8月実施 午前 H2
Author
Miyake, 思齐塾, 祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
H2. 実数を要素とする行列と列ベクトルを考える.行列 A の転置を tA によって表す.また, n 次元列ベクトル X を n 行 1 列の行列と同様に扱う.ただし n は 2 以上の整数とする.このとき,以下の問に答えよ.
- S を n×n の実対称行列とする.任意の n 次元ベクトル X,Y に対して,演算 ⟨X,Y⟩ を
⟨X,Y⟩=tXSY
によって定義する.
a) ⟨X,Y⟩=⟨Y,X⟩=0,⟨X,X⟩=5,⟨Y,Y⟩=1 であるとき, ⟨X−2Y,2X+Y⟩ の値を計算せよ.
b) n=2 のとき,全ての非零の 2 次元ベクトル X について tXSX>0 が成り立つ対称行列 S=(abbd) を一つ示せ.
c) 次の括弧 c-1 から c-3 にあてはまる式を求めよ.ただし,同じ記号の括弧は同じ式を示す.
a>0 とするとき,対称行列 S を
S=(abbd)
によって定め,全ての非零の 2 次元ベクトル X=t(x,y) について tXSX>0 が成り立つための必要十分条件を求めたい.このために,まず tXSX を計算すると
tXSX=a(c-1)2+(c-2)y2(H2.1)
が得られる.全ての非零のベクトル X についてこの式の値が正になるためには,条件 c-3 が必要になる.他方,条件 c-3 が成り立つとき,c-1 = 0 と y=0 が成り立つときに限り,式 (H2.1) が零になる.この連立方程式を解くことで (x,y)=(0,0) が得られ,非零のベクトル X について tXSX>0 であることが示される.
- R3 によって 3 次元ベクトルの集合を表すとき, R3 の部分空間
{t(x,y,z)∈R3:2x+y−z=0}
の正規直交基底を一組求めよ.ただし, R3 のベクトル X=t(x1,x2,x3) とベクトル Y=t(y1,y2,y3) との内積を tXY=x1y1+x2y2+x3y3 によって定義する.
- n×n の実行列全体の集合を Mn とし,写像 F:Mn→Mn を
F(A)=2A+tA,∀A∈Mn
によって定義する.
a) 任意の行列 A∈Mn について F(A) が対称行列であることを証明せよ.
b) 写像 G:Mn→Mn を
G(A)=A−F(A),∀A∈Mn
によって定義する.このとき,任意の行列 A∈Mn について G(A) が写像 F の核,すなわち Mn の部分集合 {A∈Mn:F(A)=O} に属することを示せ.ただし O は n×n の零行列を示す.
题目描述
以下只考虑实数矩阵和实列向量,以 tA 表示矩阵 A 的转置,并把 n 维列向量视为 n×1 矩阵;其中 n≥2 为整数。回答下列问题。
-
设 S 是 n×n 实对称矩阵,对任意 n 维向量 X,Y 定义
⟨X,Y⟩=tXSY.
a. 已知
⟨X,Y⟩=⟨Y,X⟩=0,⟨X,X⟩=5,⟨Y,Y⟩=1,
计算 ⟨X−2Y,2X+Y⟩。
b. 当 n=2 时,给出一个对称矩阵
S=(abbd),
使每个非零二维向量 X 都满足 tXSX>0。
c. 在下述论证中填出 c-1、c-2、c-3;相同编号的空格须填同一表达式。设 a>0,并令
S=(abbd).
为求“对所有非零二维向量 X=t(x,y) 均有 tXSX>0”的充要条件,先把二次型化为
tXSX=a(c-1)2+(c-2)y2.(H2.1)
要使式 (H2.1) 对所有非零 X 为正,条件 c-3 是必要的;反过来,若 c-3 成立,则式 (H2.1) 仅在 c-1 =0 且 y=0 时为零,而解这两个方程可得 (x,y)=(0,0)。求出三个空格中的表达式。
-
在 R3 中,求子空间
{t(x,y,z)∈R3: 2x+y−z=0}
的一组标准正交基。这里对
X=t(x1,x2,x3),Y=t(y1,y2,y3)
采用通常内积
tXY=x1y1+x2y2+x3y3.
-
记所有 n×n 实矩阵组成的集合为 Mn,定义映射 F:Mn→Mn:
F(A)=2A+tA,∀A∈Mn.
a. 证明对任意 A∈Mn,F(A) 都是对称矩阵。
b. 再定义映射 G:Mn→Mn:
G(A)=A−F(A),∀A∈Mn.
证明对任意 A∈Mn,G(A) 都属于 F 的核
kerF={A∈Mn:F(A)=O},
其中 O 为 n×n 零矩阵。
Kai
1)a)
双線形性より
⟨X−2Y,2X+Y⟩=2⟨X,X⟩+⟨X,Y⟩−4⟨Y,X⟩−2⟨Y,Y⟩=8.
1)b)
S=I2 とすれば XTSX=x2+y2>0(X=0)。
1)c)
XTSX=ax2+2bxy+dy2=a(x+aby)2+(d−ab2)y2.
したがって
c-1=x+aby,c-2=d−ab2,c-3:d−ab2>0.
必要性は X=(−b/a,1)T を代入して得る。十分性は,両平方項が同時に0なら x=y=0 となることから従う。
(0,1,1)T と (1,−1,1)T は平面に属し,内積が0である。次元は2だから
{21(0,1,1)T,31(1,−1,1)T}
が正規直交基底となる。
3)a)
F(A)T=2AT+A=F(A).
3)b)
G(A)=2A−AT,G(A)T=−G(A).
よって F(G(A))=(G(A)+G(A)T)/2=O,すなわち G(A)∈kerF。