東京工業大学 工学院 電気電子系 2018年8月実施 電磁気学3
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
図 3.1、図 3.2 に示すように、透磁率 μ、断面積 S の鉄心にコイルが繋がっている。1 次および 2 次コイルの巻数は N1 および N2 である。1 次コイルを流れる交流電流を i1、2 次コイルを流れる交流電流を i2 とする。コイルの抵抗は無視し、i1,i2 の振幅は常に一定とする。以下の問に答えよ。ただし、導出の過程も記せ。
(1) 図 3.1 に示すように、鉄心が 2 つのコイルを貫く場合を考える。鉄心の磁路長を l1 とする。鉄心中の磁束は外部に漏れ出ず、鉄心中のみに生じるとする。
- (a) 1 次コイルを流れる電流 i1 によって、鉄心内部に磁界が発生する。この現象の法則名を答えよ。また、1 次コイルのみに電流が流れるとき (i2=0)、鉄心内部で発生する磁束を求めよ。
- (b) 1 次コイルの自己インダクタンス L1 を求めよ。
- (c) 同様に、2 次コイルのみに電流 i2 が流れるとき (i1=0)、鉄心内部で発生する磁束ならびに 2 次コイルの自己インダクタンス L2 を求めよ。
- (d) 1 次コイルと 2 次コイルの相互インダクタンス M を求めよ。
(2) 図 3.2 に示すように、鉄心が途中で上下に距離 x だけ分離し、空隙がある状況を考える。鉄心の上部と下部の磁路長は同一で、l2 とする。上部の鉄心のみにコイルが巻かれており、コイルに電流 i1 が流れている。コイルを貫く磁束は、鉄心内部ならびに断面積 S の空隙のみに生じるとし、空隙における透磁率を μ0 とする。また、鉄心は固定されており動かないものとする。
- (a) 空隙内を貫く磁束密度を求めよ。
- (b) コイルの自己インダクタンスを求めよ。
- (c) コイルに蓄えられる磁気エネルギーを求めよ。
- (d) 上下 2 つの鉄心間に働く力の大きさを求めよ。

図は東京工業大学 2019 年度大学院入試の原題より。
题目描述
磁导率为 μ、截面积为 S 的铁芯上绕有匝数分别为 N1,N2 的线圈,交流电流分别为 i1,i2,电流振幅保持不变,忽略线圈电阻。回答下列问题并写出推导。
(1) 图 3.1 中磁通完全限制在闭合铁芯内部,磁路长度为 l1。
- (a) 回答电流产生磁场所遵循的定律名称,并求仅一次线圈通电时的磁通。
- (b) 求一次线圈的自感 L1。
- (c) 求仅二次线圈通电时的磁通和自感 L2。
- (d) 求两线圈的互感 M。
(2) 图 3.2 中铁芯分成上下两部分,两侧气隙的长度各为 x,上下铁芯的磁路长度各为 l2。仅上半部绕有 N1 匝线圈并通以 i1。磁通仅通过铁芯和截面积为 S 的气隙,气隙磁导率为 μ0;铁芯固定不动。
- (a) 求气隙内的磁感应强度。
- (b) 求线圈自感。
- (c) 求储存的磁能。
- (d) 求上下两块铁芯间的吸引力大小。
Kai
(1)
(a)
法則名はアンペールの法則である。
Hl1=N1i1,B=μH
より、磁束は
Φ1=BS=l1μSN1i1.
(b)
磁束鎖交数 N1Φ1=L1i1 より、
L1=l1μSN12.
(c)
同様に、
Φ2=l1μSN2i2,L2=l1μSN22.
(d)
1 次電流による 2 次の磁束鎖交数は N2Φ1=Mi1 なので、図の巻線方向を対応させると、
M=l1μSN1N2=L1L2.
(2)
(a)
磁束密度は断面全体で共通である。鉄心二つと空隙二つに対するアンペールの法則から、
2l2μB+2xμ0B=N1i1.
したがって、
B=2(μ0l2+μx)μμ0N1i1.
(b)
Φ=BS と N1Φ=Li1 より、
L=2(μ0l2+μx)μμ0SN12.
(c)
W=21Li12=4(μ0l2+μx)μμ0SN12i12.
(d)
一つの空隙面における磁気圧は B2/(2μ0) であり、面積 S の面が二つある。したがって、上下の鉄心を引き寄せる力の大きさは
F=2S2μ0B2=4(μ0l2+μx)2μ2μ0SN12i12.
一定電流での仮想変位を用いても、x 方向の力は Fx=21i12dL/dx=−F となる。上式は瞬時値であり、正弦波電流の振幅が I1 なら時間平均は i12 を I12/2 に置き換える。