東京工業大学 工学院 電気電子系 2018年8月実施 電気回路2
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
図 2.1 の回路について以下の問に答えよ。インダクタンスを L、抵抗を R とする。電圧源の電圧を E0 とする。時刻を t とし、接地を基準電位として電圧 vE(t),vR(t) を図 2.1 のように定義する。時刻 t<0 ではスイッチ S は B 側に接続されているとし、vR(t)=0 とする。
時刻 t=0 でスイッチ S を A 側に接続し、時刻 t=a でスイッチ S を B 側に接続する。また、u(t) を単位ステップ関数とする。時間関数 f(t) のラプラス変換 F(s)=L[f(t)] に対して、
F(s)e−as=L[f(t−a)u(t−a)]
の関係が成り立つことを用いてよい。ただし、e は自然対数の底である。
(1) 電圧 vE(t) を、単位ステップ関数 u(t) を用いて表せ。
(2) 電圧 vE(t) をラプラス変換した VE(s)=L[vE(t)] を求めよ。
(3) 電圧 vR(t) をラプラス変換した VR(s)=L[vR(t)] を求めよ。
以下の問では a=L/R とし、L,R を用いずに答えよ。
(4) (3) の結果を用いて、電圧 vR(t) を求めよ。ただし、単位ステップ関数 u(t) と u(t−a) を用いよ。
(5) 時刻 0≤t<a での電圧 vR(t) を、単位ステップ関数を用いずに表せ。
(6) 時刻 a≤t での電圧 vR(t) を、単位ステップ関数を用いずに表せ。
以下の問では、スイッチ S を時刻 t=nT で A 側に接続し、時刻 t=nT+a で B 側に接続する操作を周期 T で繰り返す場合について考える。ただし、n は 0 以上の整数とする。また、T=2a とする。
(7) 時刻 nT での vR(t) の値を vsat とする。十分時間が経った後、vsat の値は一定値に収束する。このときの vsat を E0,e により表せ。

図は東京工業大学 2019 年度大学院入試の原題より。
题目描述
图 2.1 为电源电压 E0、电感 L、电阻 R 组成的串联回路。vE(t),vR(t) 均以地为参考。t<0 时开关接 B,且 vR=0。在 t=0 接 A,在 t=a 接回 B。u(t) 为单位阶跃函数,可使用拉普拉斯变换的时移公式 L[f(t−a)u(t−a)]=e−asF(s)。
(1) 用阶跃函数表示 vE(t)。
(2) 求 VE(s)。
(3) 求 VR(s)。
以下令 a=L/R,结果中不使用 L,R。
(4) 根据第 (3) 问求 vR(t),使用 u(t),u(t−a)。
(5) 不使用阶跃函数,写出 0≤t<a 时的 vR(t)。
(6) 不使用阶跃函数,写出 t≥a 时的 vR(t)。
(7) 将操作按周期 T=2a 重复:t=nT 接 A,t=nT+a 接 B,n 为非负整数。求充分长时间后,周期起点 t=nT 处电压 vsat 的收敛值,以 E0,e 表示。
Kai
(1)
vE(t)=E0[u(t)−u(t−a)].
(2)
VE(s)=sE0(1−e−as).
(3)
i=vR/R、i(0−)=0 とし、回路方程式 vE−vR=Ldi/dt をラプラス変換すると、
VE−VR=RLsVR.
したがって、
VR(s)=Ls+RRVE(s)=s(1+Ls/R)E0(1−e−as).
(4)
a=L/R とすると、
s(1+as)1=s1−s+1/a1.
時移公式を用いて逆変換すれば、
vR(t)=E0[(1−e−t/a)u(t)−(1−e−(t−a)/a)u(t−a)].
(5)
vR(t)=E0(1−e−t/a),0≤t<a.
(6)
vR(t)=E0(e−1)e−t/a,t≥a.
(7)
vn=vR(nT) とする。A 側に接続してから時間 a 後の電圧は
wn=E0+(vn−E0)e−1.
B 側に接続してさらに時間 a が経つと、
vn+1=e−1wn=e−2vn+E0(e−1−e−2).
e−2<1 より収束し、極限は
vsat=e−2vsat+E0(e−1−e−2)
を満たす。したがって、
vsat=e+1E0.