東京工業大学 工学院 電気電子系 2017年8月実施 電磁気学3
Author
祭音Myyura (refined with GPT 6 Astra)
Description
電磁波に関する以下の問に答えよ。
(A)
以下の四つの式は、電磁界の基本方程式を微分形で書き表したものである。それぞれの説明文について、(ア)~(キ)の中に当てはまる言葉を書け。ただし、E は電界、H は磁界、D は電束密度、B は磁束密度、ρ は電荷密度、i は電流密度を表すものとする。
- ∇⋅D=ρ:(ア)を中心として電界が発散することを意味する。これを電界に関する(イ)の法則と呼ぶ。
- ∇×E=−∂B/∂t:磁界が時間的に変化すると、その回りに(ウ)が発生することを意味する。これを(エ)の法則と呼ぶ。
- ∇⋅B=0:磁束密度は発散しないので、(オ)は存在しないことを意味する。
- ∇×H=i+∂D/∂t:真電流および時間的に変化する電界と等価な(カ)電流の回りには磁界が発生することを意味する。これを拡張された(キ)の法則と呼ぶ。
(B)
真空中において、電界が x 成分だけ、磁界が y 成分だけを有し、z 方向に伝搬する角周波数 ω の平面波を考える。真空の透磁率と誘電率はそれぞれ μ0,ε0 とする。
- 平面波における電界 E、磁界 H、波数 k の三つのベクトルの関係について、図 3.1 の(ク)~(コ)に当てはまるものをそれぞれ答えよ。ただし、⊙ は紙面に対して上向きを表す。

図の出典:東京工業大学 電気電子系 2017年実施問題(原図)。
- 上記 2)、4) の方程式から Ex,Hy 以外の成分を消去することで、Ex,Hy の連立偏微分方程式を求めよ。真空中のため、i=0 と置いてよい。
- この連立偏微分方程式から Hy を消去し、Ex に関する波動方程式を導出せよ。
-
- の波動方程式の解として、Ex(z,t)=E0sin(kz−ωt) を考える。ここで、E0 は平面波の電界振幅であり、k は z 方向の波数である。この解を波動方程式に代入することから k を ω,μ0,ε0 で表せ。
- sin 関数の引数は平面波の位相を表す。微小時間 Δt と微小位置 Δz が変化した後の波面(等位相面)の動きを考えることで、この平面波の速度を求めよ。
- Hy を求めよ。
题目描述
(A) 对四个 Maxwell 方程的物理意义填空。E,H,D,B,ρ,i 分别为电场、磁场、电位移、磁感应强度、电荷密度、电流密度。
- ∇⋅D=ρ 表示电场以(ア)为源发散,称为电场的(イ)定律。
- ∇×E=−∂B/∂t 表示随时间变化的磁场周围产生(ウ),称为(エ)定律。
- ∇⋅B=0 表示不存在(オ)。
- ∇×H=i+∂D/∂t 表示传导电流以及与变化电场等效的(カ)电流周围产生磁场,称为推广的(キ)定律。
(B) 真空中的平面波以角频率 ω 沿 z 方向传播,电场仅有 x 分量,磁场仅有 y 分量,真空磁导率和介电常数为 μ0,ε0。
- 将 E,H,k 填入原图 3.1 的(ク)~(コ);⊙ 表示垂直纸面向外。
- 由第 2、4 个方程导出 Ex,Hy 的耦合偏微分方程,可取 i=0。
- 消去 Hy,导出 Ex 的波动方程。
- 代入 Ex=E0sin(kz−ωt),用 ω,μ0,ε0 表示波数 k,其中 E0 为电场振幅。
- 根据等相位面的微小位移 Δz 与时间变化 Δt,求波速。
- 求 Hy。
Kai
(1)~(4)
| 空欄 | 解答 |
|---|
| ア | 電荷 |
| イ | ガウス |
| ウ | 電界 |
| エ | ファラデー |
| オ | 磁気単極子(磁荷) |
| カ | 変位 |
| キ | アンペール |
(5)
伝搬方向は E×H の向きであるから、
ク:k,ケ:H,コ:E.
(6)
B=μ0H、D=ε0E を用い、回転の y 成分と x 成分をそれぞれ取ると、
∂z∂Ex=−μ0∂t∂Hy,∂z∂Hy=−ε0∂t∂Ex.
(7)
第 1 式を z で微分し、第 2 式を代入して、
∂z2∂2Ex=−μ0∂t∂∂z∂Hy=μ0ε0∂t2∂2Ex.
(8)
∂z2Ex=−k2Ex、∂t2Ex=−ω2Ex より、正の z 方向に伝搬する波について、
k=ωμ0ε0.
(9)
等位相面では kΔz−ωΔt=0 なので、
v=Δt→0limΔtΔz=kω=μ0ε01.
(10)
第 6 問の第 2 式を積分すると、単色平面波の磁界は
Hy=kε0ωE0sin(kz−ωt)=E0μ0ε0sin(kz−ωt).
ここでは電磁波に重畳する静磁界を含めていない。この式は第 6 問の両方の方程式を満たす。