跳到主要内容

東京工業大学 物質理工学院 材料系 2024年8月実施 問題I-4(有機化学)

Author​

祭音Myyura (Based on ソニア's answer refined with GPT 6 Astra)

Description​

以下の問(1)〜(3)に答えよ.

(1)​

以下の問①〜③に答えよ.

① 以下の反応(a)〜(b)はSN1\mathrm{S_N1},SN2\mathrm{S_N2},E1,E2のどれに分類されるか答えよ.

  • (a) 2-メチル-2-プロパノールを硫酸と加熱すると2-メチルプロペンが得られた.
  • (b) 1-ブロモプロパンをエタノール中でナトリウムエトキシドと反応させるとエチルプロピルエーテルが得られた.

② 上記(a)〜(b)の反応の反応速度式をそれぞれ示せ.ただし,各化合物の濃度は[化合物名]で表し,反応速度定数は一律kkとする.

③ 上記(a)の反応について,自由エネルギーを縦軸に,反応の推移を横軸にしたエネルギー図を示し,2〜3行で図を説明せよ.

(2)​

3-ヘキシンを以下の試薬①〜④と反応させて得られる主生成物の化学構造式を記せ.

① KMnO4\mathrm{KMnO_4}

② 2 eq. HCl\mathrm{HCl},CH3CO2H\mathrm{CH_3CO_2H}

③ H2O\mathrm{H_2O},H2SO4\mathrm{H_2SO_4},HgSO4\mathrm{HgSO_4}

④ Li\mathrm{Li},NH3\mathrm{NH_3}

(3)​

ベンゼンと1当量の2-クロロ-2-メチルプロパンを塩化アルミニウム存在下で反応させたところ,主生成物A,および副生成物Bを得た.これらA,およびBをそれぞれ重クロロホルムに溶解させ,核磁気共鳴(NMR)装置により,プロトン(1H{}^1\mathrm{H})核を測定したところ,下図のスペクトルを得た.図の両脇には,ピークの形状を判別できるように拡大したスペクトルを示しているが,拡大倍率は一律ではない.以下の問①〜②に答えよ.

ベンゼンのアルキル化によるA・Bの生成

主生成物Aと副生成物BのプロトンNMRスペクトル

① 次の記述(a)〜(e)について,正しいものには○,正しくないものには×を記せ.

  • (a) B3のピークはゼーマン効果によって3つに分裂している.
  • (b) A1のピークはメチル基のプロトン,A2のピークはベンゼン環上のプロトンに由来している.
  • (c) ベンゼン環に導入された置換基の数は,主生成物Aの方が,副生成物Bより大きい.
  • (d) B4のピーク面積は,B1,B2,B3のピーク面積の合計よりも大きい.
  • (e) A1のピークはカップリングの効果により鋭く,かつ強度が大きい.

② 主生成物A,および副生成物Bの化学構造式を記せ.

题目描述​

回答以下(1)〜(3)。

(1)

回答①〜③。

① 判断下列(a)、(b)分别属于SN1\mathrm{S_N1}、SN2\mathrm{S_N2}、E1、E2中的哪种反应。

  • (a) 将2-甲基-2-丙醇与硫酸一同加热,得到2-甲基丙烯。
  • (b) 在乙醇中使1-溴丙烷与乙醇钠反应,得到乙基丙基醚。

② 分别写出上述(a)、(b)的反应速率方程。各化合物的浓度以[化合物名]表示,反应速率常数统一记为kk。

③ 对上述(a),画出纵轴为自由能、横轴为反应进程的能量图,并用2〜3行解释该图。

(2)

分别写出3-己炔与下列①〜④试剂反应所得主要产物的化学结构式。

① KMnO4\mathrm{KMnO_4}

② 2当量HCl\mathrm{HCl},CH3CO2H\mathrm{CH_3CO_2H}

③ H2O\mathrm{H_2O},H2SO4\mathrm{H_2SO_4},HgSO4\mathrm{HgSO_4}

④ Li\mathrm{Li},NH3\mathrm{NH_3}

(3)

使苯与1当量的2-氯-2-甲基丙烷在氯化铝存在下反应,得到主要产物A和副产物B。将A、B分别溶于氘代氯仿,用核磁共振(NMR)仪测量氢核(1H{}^1\mathrm{H}),得到上图所示谱图。图两侧为便于分辨峰形而展示的放大谱图,放大倍数并不相同。回答①〜②。

① 判断下列(a)〜(e),正确者标○,错误者标×。

  • (a) B3峰因塞曼效应而分裂为3个峰。
  • (b) A1峰来自甲基氢,A2峰来自苯环上的氢。
  • (c) 主要产物A的苯环上引入的取代基数多于副产物B。
  • (d) B4峰面积大于B1、B2、B3峰面积之和。
  • (e) A1峰因偶合效应而尖锐且强度大。

② 写出主要产物A和副产物B的化学结构式。

Kai​

(1)​

①

(a) E1、(b) SN2。

②​

酸濃度を一定とした(a)の見かけの速度式、および(b)の速度式は

va=k[2-メチル-2-プロパノール],vb=k[1-ブロモプロパン][ナトリウムエトキシド].\begin{aligned} v_a&=k[\text{2-メチル-2-プロパノール}],\\ v_b&=k[\text{1-ブロモプロパン}][\text{ナトリウムエトキシド}]. \end{aligned}

(a)で酸濃度も変える場合、前平衡のプロトン化の寄与が速度に含まれるため、上式のkを普遍的な定数とはできない。

③​

まずOHがプロトン化され、続くC–O結合開裂で第三級カルボカチオンを生じ、最後にβ-Hを失ってアルケンとなる。C–O開裂が最も大きな活性化自由エネルギーを要する律速段階である。図は各中間体と障壁の関係を模式的に示す。

酸触媒E1脱離の自由エネルギー図

(2)​

① KMnO4_4​

穏和な酸化:CH3CH2COCOCH2CH3\mathrm{CH_3CH_2COCOCH_2CH_3}(ヘキサン-3,4-ジオン)。

強い酸化・開裂:2 CH3CH2COOH\mathrm{2\,CH_3CH_2COOH}。

② 2 eq. HCl​

CH3CH2CCl2CH2CH2CH3\mathrm{CH_3CH_2CCl_2CH_2CH_2CH_3}(3,3-ジクロロヘキサン)。

③ HgSO4_4触媒水和​

CH3CH2COCH2CH2CH3\mathrm{CH_3CH_2COCH_2CH_2CH_3}(3-ヘキサノン)。

④ Li/NH3_3​

(E)-3-ヘキセン。

①は温度・濃度・反応時間が指定されておらず、ジケトンで止まる条件と酸化開裂する条件を区別する必要がある。④は溶解金属還元によるanti水素付加である。

(3)​

①​

(a) ×、(b) ×、(c) ○、(d) ○、(e) ×。

(a) 多重線は主として核スピン間のスカラー結合による。外部磁場によるZeeman分裂そのものが、この三重線の原因ではない。

(b) A1が芳香族H、A2がMeのHに対応する。

(e) A1の単一線は対称性と等価なHによるもので、強度が大きいことをカップリングに帰することはできない。

②​

A:1,4-ジ-tert-ブチルベンゼン、B:tert-ブチルベンゼン。Aの等価な環Hは4個、MeのHは18個。Bの環Hは合計5個、tert-BuのHは9個であり、B4の積分は芳香族領域の合計より大きい。

Reference​