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東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系 2018年8月実施 午前 問3

Author​

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description​

区間 [0,1][0, 1] 上の実数値連続関数全体のなす線形空間 C[0,1]C[0, 1] に対して,ノルム

∥x∥=max⁡{∣x(t)∣;0≤t≤1}\|x\| = \max \{|x(t)|; 0 \leq t \leq 1\}

を導入したノルム空間を XX とおき,XX の部分空間 YY を

Y={x∈C1[0,1];x(0)=0}Y = \{x \in C^1[0,1]; x(0)=0\}

と定める. ただし C1[0,1]C^1[0,1] は [0,1][0, 1] 上の 11 階連続的微分可能な実数値関数全体を表す. また作用素 TT を

T:x→Tx=dxdtT: \quad x \rightarrow Tx = \frac{dx}{dt}

で定める.このとき,以下の問いに答えよ.

(1) TT は YY から XX への上への 11 対 11 の線形作用素となることを示せ.

(2) 逆作用素 T−1T^{−1} が XX から YY への有界線形作用素であることを示せ.

(3) TT は YY から XX への有界線形作用素にならないことを示せ.

题目描述​

在区间 [0,1][0,1] 上全体实值连续函数组成的线性空间 C[0,1]C[0,1] 上引入范数

∥x∥=max⁡{∣x(t)∣∣0≤t≤1},\|x\|=\max\{|x(t)|\mid0\leq t\leq1\},

所得范数空间记为 XX。定义 XX 的子空间

Y={x∈C1[0,1]∣x(0)=0},Y=\{x\in C^1[0,1]\mid x(0)=0\},

其中 C1[0,1]C^1[0,1] 表示 [0,1][0,1] 上全体一阶连续可微的实值函数。再定义微分算子

T:x⟼Tx=dxdt.T:\quad x\longmapsto Tx=\frac{dx}{dt}.
  1. 证明 TT 是从 YY 到 XX 的一一且满的线性算子。
  2. 证明逆算子 T−1:X→YT^{-1}:X\to Y 是有界线性算子;YY 使用从 XX 继承的最大值范数。
  3. 证明 T:Y→XT:Y\to X 不是有界线性算子。

Kai​

(1)​

(単射)

∀x1,x2∈Y\forall x_1, x_2 \in Y に対して、Tx1=Tx2Tx_1 = Tx_2 とすると、dx1dt=dx2dt\frac{dx_1}{dt}=\frac{dx_2}{dt} より、

x1(t)=x2(t)+constantx_1(t) = x_2(t) + \text{constant}

x1(0)=x2(0)=0x_1(0) = x_2(0) = 0 より、constant=0\text{constant} = 0。 よって、x1≡x2x_1 \equiv x_2。

(全射)

∀x∈X\forall x \in X に対して

y(t)=∫0tx(s) dsy(t)=\int_0^t x(s)\,ds

とおく。xx は連続なので y∈C1[0,1]y\in C^1[0,1]、y(0)=0y(0)=0 であり、Ty=y′=xTy=y'=x となる。従って y∈Yy\in Y で、TT は全射である。微分の線形性から TT は線形作用素でもある。

(2)​

線型性は積分の線型性から従う。

∀x∈X\forall x \in X に対して、

∥T−1x∥=max⁡0≤t≤1∣∫0tx(s)ds∣≤max⁡∫0t∣x(s)∣ds≤max⁡∥x∥t≤∥x∥\|T^{-1}x\| = \max_{0 \leq t \leq 1} \left \lvert \int_0^t x(s) ds \right \rvert \leq \max \int_0^t |x(s)|ds \leq \max \|x\|t \leq \|x\|

より有界。

(3)​

fn(t)=sin⁡(nπt)f_n(t)=\sin(n\pi t) とおくと fn∈Yf_n\in Y であり、

∥fn∥=1,∥Tfn∥=max⁡0≤t≤1∣nπcos⁡(nπt)∣=nπ.\|f_n\|=1, \qquad \|Tf_n\|=\max_{0\leq t\leq1}|n\pi\cos(n\pi t)|=n\pi.

従って ∥Tfn∥/∥fn∥=nπ→∞\|Tf_n\|/\|f_n\|=n\pi\to\infty である。もし TT が有界なら、ある定数 CC に対して常に ∥Tx∥≤C∥x∥\|Tx\|\leq C\|x\| となるはずなので矛盾する。よって TT は有界でない。