法政大学 理工学研究科 システム理工学専攻 経営システム系 2023年8月実施 线性代数
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
対称行列 A を A=21−1121−110 とする。また、実数 x1,x2,x3 は (x1)2+(x2)2+(x3)2=1 を満たすとし、
F=2(x1)2+2(x2)2+2x1x2+2x2x3−2x3x1 とする。
(1) 行列 A は相異なる固有値 λ1,λ2,λ3 をもつ。ここで、 λ1>λ2>λ3 とする。 λ1,λ2,λ3 をそれぞれ求めよ。
(2) x=x1x2x3 とする。 F を A,x,tx で表せ。ただし、 tx は x の転置行列である。
(3) 適当な直交行列 U をとると、行列 A は tUAU=λ1000λ2000λ3 と対角化できる。
y=y1y2y3 とし、 x=Uy とおく。 F を y1,y2,y3 を用いて表せ。
(4) 前小問 (3) で定義した y について、 (y1)2+(y2)2+(y3)2=1 が成り立つことを示せ。
(5) F の最小値を求めよ。さらに、 F が最小値をとるときの (x1,x2,x3) をすべて求めよ。
题目描述
给定对称矩阵
A=21−1121−110.
设实数 x1,x2,x3 满足
x12+x22+x32=1,
并定义
F=2x12+2x22+2x1x2+2x2x3−2x3x1.
(1)矩阵 A 有三个互不相同的特征值 λ1,λ2,λ3,且 λ1>λ2>λ3。分别求出它们。
(2)令
x=x1x2x3.
用 A,x,tx 表示 F,其中 tx 表示 x 的转置。
(3)取适当的正交矩阵 U,可将 A 对角化为
tUAU=λ1000λ2000λ3.
令
y=y1y2y3,x=Uy.
用 y1,y2,y3 表示 F。
(4)对(3)定义的 y,证明
y12+y22+y32=1.
(5)求 F 的最小值,并求出 F 取得最小值时的全部 (x1,x2,x3)。
Kai
(1) 行列 A の固有値 λ1>λ2>λ3 を求める.
det(A−λI)=2−λ1−112−λ1−11−λ=−(λ−3)(λ−2)(λ+1).
よって
λ1=3,λ2=2,λ3=−1.
(2) x=t(x1,x2,x3) とするとき, F を A,x,tx で表す.
txAx=(x1x2x3)21−1121−110x1x2x3=2x12+2x22+2x1x2+2x2x3−2x3x1=F.
したがって
F=txAx.
(3) 適当な直交行列 U により
tUAU=λ1000λ2000λ3
と対角化できる. y=t(y1,y2,y3) とし, x=Uy とおくと
F=txAx=ty(tUAU)y=λ1y12+λ2y22+λ3y32.
すなわち
F=λ1y12+λ2y22+λ3y32.
(4) (3) で定義した y について y12+y22+y32=1 であることを示す.
直交行列 U について tUU=I が成り立つので,
x12+x22+x32=txx=tytUUy=tyy=y12+y22+y32.
仮定より txx=1 だから
y12+y22+y32=1.
(5) F の最小値と,そのときの (x1,x2,x3) をすべて求める.
(3)(4) より
F=λ1y12+λ2y22+λ3y32,y12+y22+y32=1,
であり
λ1=3,λ2=2,λ3=−1 である.
単位球上での二次形式の最小値は最小固有値に等しく,
Fmin=λ3=−1.
λ3=−1 の固有ベクトルを求めると,
(A+I)v=0⇒v=1−12
(スカラー倍も可)を得る.
条件 x12+x22+x32=1 より,
∥v∥2=12+(−1)2+22=6
なので
x=±611−12
が必要で十分である.
したがって
Fmin=−1,(x1,x2,x3)=±61(1,−1,2).