北海道大学 水産科学院 海洋生物資源科学専攻 海洋環境科学講座 海洋物理学
Author
祭音Myyura
Description
x軸の正の方向に進む平面波の波数を k,周波数を ω とする。このとき,波数と周波数がわずかに異なる 2 つの平面波,波 1 と波 2 の重ね合わせを考える。波 1 と波 2 の波数を
k1=k+Δk,k2=k−Δk
周波数を
ω1=ω+Δω,ω2=ω−Δω
とする。また,波 1 と波 2 の振幅は等しく,a とする。ただし,Δk,Δω は,それぞれ波数 k,周波数 ω に比べて十分に小さい定数であり,Δk>0 とする。このとき,波 1 の変位を
η1=asin(k1x−ω1t)
波 2 の変位を
η2=asin(k2x−ω2t)
と表すと,重ね合わせた波の変位は,下記のように書ける。
η=η1+η2=2acos(B)sin(kx−ωt)
(1) 上の式の B の部分を Δk,Δω,x,t を用いて表しなさい。(15点)
参考:公式
sin(A+B)+sin(A−B)=2cosBsinA
(2) 波の位相速度は
C=kω
エネルギーの伝播速度である群速度は
Cg=ΔkΔω
で与えられる。波 1 と波 2 の位相速度が等しいとき,位相速度 C と群速度 Cg の関係を求めなさい。(10点)
题目描述
设沿 x 轴正方向传播的平面波具有波数 k 和频率 ω。考虑波数、频率仅有微小差异且振幅同为 a 的两个平面波:
k1=k+Δk,k2=k−Δk,
ω1=ω+Δω,ω2=ω−Δω,
其中 Δk,Δω 分别远小于 k,ω,且 Δk>0。两波位移为
η1=asin(k1x−ω1t),
η2=asin(k2x−ω2t).
叠加位移可写成
η=η1+η2=2acos(B)sin(kx−ωt).
-
用 Δk,Δω,x,t 表示 B。(15 分)可使用
sin(A+B)+sin(A−B)=2cosBsinA.
-
相速度和群速度分别定义为
C=kω,Cg=ΔkΔω.
当波 1 与波 2 的相速度相等时,求 C 与 Cg 的关系。(10 分)
- 近频率波的叠加与拍频:使用和差化积把叠加波分离为快速载波和缓慢包络。
- 波包包络传播:从余弦包络相位识别群速度。
- 相速度与群速度:在两分量具有相同相速度的条件下比较有限差分 Δω/Δk 与 ω/k。
Kai
(1)
波 1,波 2 の変位はそれぞれ
η1=asin(k1x−ω1t),η2=asin(k2x−ω2t)
である。ここで
k1=k+Δk,k2=k−Δk,
ω1=ω+Δω,ω2=ω−Δω
より,
η=η1+η2=asin{(k+Δk)x−(ω+Δω)t}+asin{(k−Δk)x−(ω−Δω)t}=asin{(kx−ωt)+(Δkx−Δωt)}+asin{(kx−ωt)−(Δkx−Δωt)}.
ここで
A=kx−ωt,B=Δkx−Δωt
とおくと,
η=a{sin(A+B)+sin(A−B)}.
公式
sin(A+B)+sin(A−B)=2cosBsinA
を用いると,
η=2acos(Δkx−Δωt)sin(kx−ωt)
となる。したがって,
B=Δkx−Δωt
である。
(2)
波 1,波 2 の位相速度をそれぞれ (C_1, C_2) とすると,
C1=k1ω1=k+Δkω+Δω,
C2=k2ω2=k−Δkω−Δω
である。
波 1 と波 2 の位相速度が等しいので,
より,
k+Δkω+Δω=k−Δkω−Δω
である。両辺を交差に掛けると,
(ω+Δω)(k−Δk)=(ω−Δω)(k+Δk)
となる。これを展開すると,
ωk−ωΔk+kΔω−ΔωΔk=ωk+ωΔk−kΔω−ΔωΔk
である。両辺から共通する項を消去すると,
−ωΔk+kΔω=ωΔk−kΔω
となる。したがって,
2kΔω=2ωΔk
より,
kΔω=ωΔk
を得る。ここで (\Delta k>0) であるから,
ΔkΔω=kω
である。
群速度は
Cg=ΔkΔω
であり,位相速度は
C=kω
であるから,
となる。すなわち,波 1 と波 2 の位相速度が等しいとき,群速度は位相速度に等しい。