一橋大学 経済学研究科 2022年度 統計学・計量経済学 第2題 2
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
以下の (a) から (e) のすべてに答えよ。導出過程は省略しないこと。
{(Yi,X1i,X2i)}i=1n を独立同一分布に従う無作為標本とし、
Yi=β1X1i+β2X2i+ui,
E[ui∣X1i,X2i]=0,E[ui2∣X1i,X2i]=σ2
とする。ただし β2=0 とする。(b)から(e)では n→∞ とし、
大数の法則と中心極限定理に必要な条件を仮定する。
(a)
Yi を X1i,X2i に回帰して得られる最小二乗推定量
(β^1,β^2) を導出せよ。
(b)
n(β^1−β1) の漸近分布を導出せよ。
(c)
H0:β1=0 対 H1:β1=0 を漸近的に有意水準 5% で
検定する手続きを説明せよ。
(d)
E[X1iX2i]=γ=0 のとき、X2i を除いて回帰した
β1 の最小二乗推定量が一致推定量でないことを示せ。
(e)
E[X1iX2i]=0 のとき、同じ推定量が一致推定量であることを示せ。
Kai
(a)
Sjk=i=1∑nXjiXki,SjY=i=1∑nXjiYi,
D=S11S22−S122
とおく。正規方程式を解けば
(S11S12S12S22)(β^1β^2)=(S1YS2Y)
より
β^1=DS22S1Y−S12S2Y,β^2=DS11S2Y−S12S1Y.
(b)
xi=(X1i,X2i)T、
Q=E[xixiT]=(accb)
とおく。大数の法則と中心極限定理より
n1i∑xixiTpQ,n1i∑xiuidN(0,σ2Q).
したがって
n(β^−β)=(n1i∑xixiT)−1n1i∑xiuidN(0,σ2Q−1).
したがって
n(β^1−β1)dN(0,ab−c2σ2b).
(c)
u^i=Yi−β^1X1i−β^2X2i とし、
σ^2=n−21i∑u^i2,T=σ^2S22/Dβ^1
とおく。H0 の下で TdN(0,1) なので、
∣T∣>1.96
ならば H0 を棄却する。
(d)
X2i を除いた推定量を β1 とすると
β1=∑iX1i2∑iX1iYi=β1+β2∑iX1i2∑iX1iX2i+∑iX1i2∑iX1iui.
E[X1iui]=E[X1iE[ui∣X1i,X2i]]=0 より
plimβ1=β1+β2E[X1i2]γ=β1.
よって一致推定量でない。
(e)
E[X1iX2i]=0 ならば同様に
plimβ1=β1.
したがって β1pβ1 である。
Reference