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一橋大学 経済学研究科 2022年度 統計学・計量経済学 第2題 1

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

以下の (a) から (c) のすべてに答えよ。導出過程は省略しないこと。

(a)

X1,X2,X3X_1,X_2,X_3 を独立な標準指数分布に従う確率変数とし、順序統計量を X(1)X(2)X(3)X_{(1)}\le X_{(2)}\le X_{(3)} とする。

  1. X(1)X_{(1)} の分布関数と密度関数を求めよ。
  2. X(2)X_{(2)} の分布関数と密度関数を求めよ。
  3. P(X(2)log2)P(X_{(2)}\le\log2) を求めよ。

(b)

P(Y=y)=(y+r1r1)pr(1p)y(y=0,1,)P(Y=y)=\binom{y+r-1}{r-1}p^r(1-p)^y\qquad(y=0,1,\ldots)

について、rr を正の整数、0<p<10<p<1 とする。積率母関数を求め、E[Y],V[Y]E[Y],V[Y] を求めよ。

(c)

X1,,XnX_1,\ldots,X_n を平均 μ\mu、分散 σ2\sigma^2 の母集団からの無作為標本とする (μ<, 0<σ2<|\mu|<\infty,\ 0<\sigma^2<\infty)。 Xn=n1i=1nXi\overline X_n=n^{-1}\sum_{i=1}^nX_iμ\mu に確率収束することを示せ。

Kai

(a)

x>0x>0 とする。

(i)

FX(1)(x)=1P(X1>x)3=1e3x,F_{X_{(1)}}(x)=1-P(X_1>x)^3=1-e^{-3x},
fX(1)(x)=3e3x.\boxed{f_{X_{(1)}}(x)=3e^{-3x}}.

なお x0x\le0 では両者とも 00 である。

(ii)

F(x)=1exF(x)=1-e^{-x} とおくと

FX(2)(x)=F(x)3+3F(x)2(1F(x))=(1ex)2(1+2ex),F_{X_{(2)}}(x)=F(x)^3+3F(x)^2(1-F(x)) =(1-e^{-x})^2(1+2e^{-x}),
fX(2)(x)=6e2x(1ex).\boxed{f_{X_{(2)}}(x)=6e^{-2x}(1-e^{-x})}.

なお x0x\le0 では両者とも 00 である。

(iii)

P(X(2)log2)=(112)2(1+1)=12.\boxed{P(X_{(2)}\le\log2)=\left(1-\frac12\right)^2(1+1)=\frac12}.

(b)

z=(1p)etz=(1-p)e^t とおけば

MY(t)=pry=0(y+r1r1)zy=(p1(1p)et)r,M_Y(t)=p^r\sum_{y=0}^{\infty}\binom{y+r-1}{r-1}z^y =\boxed{\left(\frac{p}{1-(1-p)e^t}\right)^r},

ただし t<log11pt<\log\dfrac1{1-p} である。MY(0),MY(0)M_Y'(0),M_Y''(0) より

E[Y]=r(1p)p,V[Y]=r(1p)p2.\boxed{E[Y]=\frac{r(1-p)}p},\qquad \boxed{V[Y]=\frac{r(1-p)}{p^2}}.

(c)

E[Xn]=μ,V[Xn]=σ2n.E[\overline X_n]=\mu,\qquad V[\overline X_n]=\frac{\sigma^2}{n}.

任意の ε>0\varepsilon>0 に対し、Chebyshev の不等式より

P(Xnμε)σ2nε20.P(|\overline X_n-\mu|\ge\varepsilon) \le\frac{\sigma^2}{n\varepsilon^2}\longrightarrow0.

よって Xnpμ\boxed{\overline X_n\xrightarrow{p}\mu} である。

Reference