総合研究大学院大学 複合科学研究科 統計科学専攻 2018年08月実施 数理 第2問
Author
祭音Myyura (Based on miyake's answer refined with GPT 6 Astra)
Description
実対称行列は直交行列により対角化できる。すなわち、n 次実対称行列 A に対し、適当な n 次直交行列 T をとると
TAT−1=diag(α1,…,αn)
とできる。diag(⋯) は括弧内を対角成分とする対角行列で、実数 α1,…,αn は A の固有値である。T が直交行列であるとは、TT を転置行列、E を単位行列として TTT=E を満たすことをいう。
- 任意の実行列 B について、BTB の固有値は非負であることを示せ。
- 次の B について、BTB の固有値と、0 でない固有値に属する固有ベクトルを求めよ。
B=(003012).
- 問2の B について、VBTBV−1 を対角行列とする直交行列 V を1つ求めよ。
题目描述
实对称矩阵可由正交矩阵对角化:TAT−1=diag(α1,…,αn),其中 αi 为实特征值,TTT=E。
- 证明对任意实矩阵 B,BTB 的特征值均非负。
- 对给定的二行三列矩阵 B,求 BTB 的全部特征值,以及非零特征值对应的特征向量。
- 求一个正交矩阵 V,使 VBTBV−1 为对角矩阵。
Kai
BTB は実対称行列なので、固有値は実数であり、固有ベクトルは実ベクトルに選べる。BTBx=λx、x=0 とすると、
λ∥x∥2=xTBTBx=∥Bx∥2≥0.
∥x∥2>0 より λ≥0 である。
行列積と固有多項式は
C=BTB=000033035,
det(λE−C)=λ{(λ−3)(λ−5)−3}=λ(λ−2)(λ−6).
したがって固有値は 0,2,6 である。
λ=2 では (C−2E)(x,y,z)T=0 より x=0、y+3z=0 なので、規格化した固有ベクトルは
u2=03/2−1/2.
λ=6 では x=0、z=3y なので、同様に
u6=01/23/2.
各固有空間は、それぞれ表示したベクトルのスカラー倍からなる。
固有値 0 の規格化固有ベクトルを u0=(1,0,0)T とする。u0,u2,u6 は正規直交系なので、これらを行に並べた
V=10003/21/20−1/23/2
は直交行列である。V−1=VT であり、
VBTBV−1=diag(0,2,6).
Reference