中央大学 理工学研究科 情報工学専攻 2024年8月実施 問題I
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
問題 I は必答。問題 II~V のうち,2 問を選んで解答すること。
問題 I.(全員解答すること)
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1 変数の実変数実数値関数 y(x) に関する次の微分方程式を解け。
(1) y′′−4y′+4y=0 の一般解を求めよ。
(2) 次の微分方程式が完全微分形であることを示し,一般解を求めよ。
(x1−y1)dx+y2x−1dy=0
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次の積分を計算せよ。a は正の実数,f(x,y)=e−(x2+y2) とする。
(1) 2 次元平面内の領域 Da={(x,y)∈R2∣0≤x2+y2≤a2, x≥0, y≥0} を考える。∬Daf(x,y)dxdy を求めよ。
(2) 2 次元平面内の領域 Sa={(x,y)∈R2∣0≤x≤a, 0≤y≤a} を考える。Da,Sa,D2a を図示し,
∬Daf(x,y)dxdy≤∬Saf(x,y)dxdy≤∬D2af(x,y)dxdy
を示せ。
(3) I=∫0∞e−x2dx を求めよ。
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n≥3 とし,次の n 次正方行列 An を考える。
An=00⋮0−an10⋮0−an−101⋱⋯⋯⋯⋱⋱0−a20⋮01−a1
例えば,n=3 の場合は次のようになる。
A3=00−a310−a201−a1
次の問いに答えよ。
(1) n=3 の場合の A3 の固有多項式(特性多項式ともいう)Φ3(x) を求めよ。
(2) 一般の n の場合の An の固有多項式 Φn(x) を求めよ。
(3) 固有値 c に対応する An の固有ベクトルを求めよ。
题目描述
问题 I 必答;问题 II~V 中选答 2 题。本问题所有考生均须作答。
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求解关于一元实变量实值函数 y(x) 的下列微分方程。
(1) 求 y′′−4y′+4y=0 的通解。
(2) 证明下列方程是恰当微分方程,并求其通解。
(x1−y1)dx+y2x−1dy=0.
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计算以下积分。设 a 为正实数,f(x,y)=e−(x2+y2)。
(1) 考虑平面区域 Da={(x,y)∈R2∣0≤x2+y2≤a2, x≥0, y≥0}。求 ∬Daf(x,y)dxdy。
(2) 考虑平面区域 Sa={(x,y)∈R2∣0≤x≤a, 0≤y≤a}。画出 Da,Sa,D2a,并证明
∬Daf(x,y)dxdy≤∬Saf(x,y)dxdy≤∬D2af(x,y)dxdy.
(3) 求 I=∫0∞e−x2dx。
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设 n≥3,考虑 n 阶方阵
An=00⋮0−an10⋮0−an−101⋱⋯⋯⋯⋱⋱0−a20⋮01−a1.
例如,n=3 时为
A3=00−a310−a201−a1.
回答下列问题。
(1) 求 n=3 时 A3 的特征多项式 Φ3(x)。
(2) 求一般 n 情形下 An 的特征多项式 Φn(x)。
(3) 求 An 对应于特征值 c 的特征向量。
Kai
1. (1)
特性方程式は r2−4r+4=(r−2)2=0 であり,重根 r=2 をもつ。したがって,
y(x)=(C1+C2x)e2x,C1,C2∈R.
1. (2)
M(x,y)=1/x−1/y,N(x,y)=(x−1)/y2 とおく。x=0,y=0 の領域で
∂y∂M=y21=∂x∂N
となる。実際,M を x について積分した関数を
F(x,y)=log∣x∣−yx+g(y)
とおくと,Fy=x/y2+g′(y)=N より g′(y)=−1/y2,すなわち g(y)=1/y と取れる。よって与式は dF=0 という完全微分形であり,一般解の陰関数表示は
log∣x∣−yx−1=C,x=0, y=0.
この等位式で表される曲線のうち,y=y(x) として定義できる部分を取る。
2. (1)
極座標 x=rcosθ,y=rsinθ を用いると,0≤r≤a,0≤θ≤π/2,dxdy=rdrdθ である。したがって,
∬Dae−(x2+y2)dxdy=∫0π/2∫0ae−r2rdrdθ=4π(1−e−a2).
2. (2)
Da は半径 a の円の第 1 象限部分,Sa は一辺 a の正方形,D2a は半径 2a の円の第 1 象限部分である。

図:祭音Myyura。
(x,y)∈Da なら 0≤x,y≤a なので Da⊆Sa。また,(x,y)∈Sa なら x2+y2≤2a2 なので Sa⊆D2a。ゆえに
Da⊆Sa⊆D2a.
被積分関数 f(x,y) が非負であることから,積分についても題意の不等式が成り立つ。
2. (3)
J(a)=∫0ae−x2dx とおくと,積の形の被積分関数を正方形上で積分して
J(a)2=∬Sae−(x2+y2)dxdy
を得る。(1),(2) より
4π(1−e−a2)≤J(a)2≤4π(1−e−2a2).
J(a) は非負で単調増加し,上式によって有界である。したがって広義積分 I=lima→∞J(a) は存在し,はさみうちの原理から I2=π/4。I>0 より
I=2π.
3. (1)
固有多項式を Φn(x)=det(xI−An) と定義する。すると,
Φ3(x)=detx0a3−1xa20−1x+a1=x{x(x+a1)+a2}+a3=x3+a1x2+a2x+a3.
3. (2)
xI−An を第 1 列で展開する。第 1 行の項は,係数 a1,…,an−1 に対する同形の (n−1) 次行列式の x 倍となる。最終行の項は,三角行列となる小行列式が (−1)n−1 であることから
(−1)n+1an(−1)n−1=an
となる。よって次数を順に下げて展開すれば,
Φn(x)=xn+a1xn−1+a2xn−2+⋯+an−1x+an.
det(An−xI) を固有多項式とする規約では,これに (−1)n を掛けた式となる。
3. (3)
v=(v1,…,vn)T に対して Anv=cv の第 1~n−1 行を読むと,
vj+1=cvj(1≤j<n)
である。したがって vj=cj−1v1。v=0 なら v1=0 でなければならない。最終行は
−an−an−1c−⋯−a1cn−1=cn
に等しく,固有値の条件 Φn(c)=0 により満たされる。ゆえに,対応する固有ベクトル全体は
v=t(1cc2⋯cn−1)T,t=0
である。
Reference