千葉大学 融合理工学府 数学情報科学専攻 数学・情報数理学コース 2024年8月実施 専門 B6
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
(1) c>0 に対し xdy/dx=1/y、y(1)=c を解き、最大定義域を求めよ。
(2) a∈R,0<b<1 に対し dy/dx=2ylogy、y(a)=b を解け。
(3) F(x,y)=ylog(x2+y2) とし、F(0,0)=0 と定める。方程式 y′=F(x,y) について答えよ。
(a) a<0,b>0,a2+b2<1 とする。原点近傍まで定義された解 y=φ(x) が (a,b) を通るなら φ(0)>0 を示せ。
(b) 初期条件 y(0)=0 を満たす解は y≡0 のみであることを示せ。
题目描述
(1) 解初值问题 xy′=1/y,y(1)=c>0,并求最大定义区间。(2) 解 y′=2ylogy,y(a)=b∈(0,1)。(3) 将 ylog(x2+y2) 在原点定义为零:(a) 证明从左上单位圆盘内一点经过的解到达 x=0 时仍为正;(b) 证明过原点的解只有零解。
Kai
(1)
yy′=1/x を積分して y2=c2+2logx を得る。初期値が正なので
y(x)=c2+2logx,x∈(e−c2/2,∞).
左端では y→0 となり元の方程式が定義されないため、これが最大定義区間である。
(2)
u=logy とすると u′=2u、u(a)=logb より
y(x)=exp((logb)e2(x−a))=be2(x−a)(x∈R).
(3a)
原点以外では F は C1 級である。零解との局所一意性から φ(x)>0 (a≤x<0)。したがって
dxdlogφ(x)=log(x2+φ(x)2)≥2log∣x∣.
積分すると
φ(x)≥bexp(2∫axlog∣t∣dt).
∫a0log∣t∣dt は有限である。x↑0 と連続性から
φ(0)≥bexp(2a(1−log∣a∣))>0.
(3b)
y(0)=0 を満たす解をとり、∣x∣ が十分小さい範囲で x2+y(x)2<1 とする。x>0 では
(y2)′=2y2log(x2+y2)≤0
であり、y(0)2=0 より y=0 となる。
左側で非零となる点 a<0 があれば、必要に応じて y を −y に置き換え、a2+y(a)2<1,y(a)>0 とできる。(3a) より y(0)>0 となり矛盾する。よって原点の両側で零解である。原点以外での一意性により定義区間全体でも零解となる。