千葉大学 融合理工学府 数学情報科学専攻 数学・情報数理学コース 2019年8月実施 専門 B2
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
L=Q(X), Y=X2+X−2, K=Q(Y) とする。
(1) X の K 上の最小多項式を求めよ。(2) L/K が Galois 拡大であることを示し、Galois 群を求めよ。(3) K,L 以外の中間体をすべて求めよ。(4) F=Q(X3+X−3) に対し、L/F が Galois 拡大か否か理由付きで答えよ。
题目描述
在有理函数域 L=Q(X) 中,以 X2+X−2 生成子域 K。(1) 求最小多项式。(2) 证明 Galois 性并求群。(3) 求全部真中间域。(4) 改用 X3+X−3 生成子域时,判断扩张是否 Galois。
Kai
(1) X は T4−YT2+1 の根である。一方、X↦X,−X,X−1,−X−1 は相異なる K 自己同型を与えるので [L:K]≥4。従って次数は4で、最小多項式は
T4−YT2+1.
(2) この多項式の根 ±X,±X−1 はすべて L に含まれ、標数0なので分離的である。従って Galois 拡大で
Gal(L/K)=⟨σ,τ⟩≅C2×C2,σ(X)=−X,τ(X)=X−1.
(3) 位数2の部分群は三つであり、その固定体はそれぞれ
Q(X2),Q(X+X−1),Q(X−X−1).
実際、各生成元はそれぞれ σ,τ,στ で固定され、X は各体上の2次方程式を満たす。非自明な自己同型で固定されるため拡大次数はちょうど2。Galois 対応よりこれらで尽くされる。
(4) Z=X3+X−3 とおく。T6−ZT3+1 は Q(Z)[T] で既約である。実際、Z について1次で、T6+1 と T3 が互いに素なので、Q[T,Z] での因数分解は存在しない。Gauss の補題を用いればよい。
その根には ζX(ζ は原始3乗根)があるが、これは Q(X) に属さない。もし属せば ζ∈Q(X) となるが、Q(X) 内で Q 上代数的な元は有理数のみである。したがって最小多項式は L 内で分解せず、L/F は Galois 拡大でない。