千葉大学 理学研究科 基盤理学専攻 数学・情報数理学コース 2016年8月実施 専門 B2
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
K=Q(42) とする。
(1) K/Q が Galois 拡大でないことを示せ。
(2) K を含む最小の Q の Galois 拡大 L を求めよ。
(3) Gal(L/Q) が位数 8 の二面体群と同型であることを示せ。
(4) L の部分体を全て求めよ。
题目描述
令 K=Q(42)。
(1) 证明 K/Q 不是 Galois 扩张。
(2) 求包含 K 的最小 Galois 扩张 L/Q。
(3) 证明其 Galois 群是 8 阶二面体群。
(4) 求出 L 的所有子域。
Kai
a=42>0 とおく。
(1)
X4−2 は 2 に関する Eisenstein の判定法で既約。しかし根 ia は実数体 K⊂R に含まれない。従って K/Q は正規でなく、Galois 拡大でない。
(2)
X4−2 の分解体は
L=Q(a,i).
これは標数零の分離多項式の分解体なので Galois 拡大である。a を含む任意の Galois 拡大は a の全共役、特に ia と i を含むので、これが最小である。
(3)
[Q(a):Q]=4、i∈/Q(a) なので [L:Q]=8。
自己同型を
r(a)=ia,r(i)=i,s(a)=a,s(i)=−i
で定める。これらは r4=s2=1,srs=r−1 を満たし、rj,rjs(0≤j<4)の八つは相異なる。従って Galois 群は位数 8 の二面体群 D4。
(4)
D4 の部分群と固定体の対応は次の通りである。
| 部分群 H | 固定体 LH |
|---|
| D4 | Q |
| ⟨r⟩ | Q(i) |
| ⟨r2,s⟩ | Q(2) |
| ⟨r2,rs⟩ | Q(−2) |
| ⟨r2⟩ | Q(2,i) |
| ⟨s⟩ | Q(a) |
| ⟨r2s⟩ | Q(ia) |
| ⟨rs⟩ | Q((1+i)a) |
| ⟨r3s⟩ | Q((1−i)a) |
| {1} | L |
各生成元に r,s を作用させると、表の部分群がちょうどその安定化群であることが分かるため、固定体の等号が成立する。D4 の部分群は、位数 8 が一つ、位数 4 が三つ、位数 2 が五つ、位数 1 が一つで尽くされる。Galois 対応により、表の十体が全てである。