千葉大学 理学研究科 基盤理学専攻 数学・情報数理学コース 2013年8月実施 専門 B2
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
(1) Q[X]/(X2+aX+6) が体にならない整数 a をすべて求めよ。
(2) K=Q[X]/(X2+2X+6) が Q のガロア拡大であることを示し、ガロア群を求めよ。
(3) R=Q[X,Y]/(X2+2X+6) の非零素イデアルは極大であることを示せ。
(4) m を R の極大イデアルとする。体の埋め込み R/m↪C 全体の集合は、空でない有限集合であることを示せ。
题目描述
(1) 求使 Q[X]/(X2+aX+6) 不是域的全部整数 a。(2) 证明 K=Q[X]/(X2+2X+6) 是 Q 的 Galois 扩张并求其群。(3) 对 R=Q[X,Y]/(X2+2X+6),证明非零素理想均极大。(4) 对任意极大理想 m,证明 R/m 到 C 的域嵌入组成非空有限集。
Kai
(1)
体でないことは X2+aX+6 が Q 上可約であることと同値である。有理根定理より、可約なら整数根 r,s をもち、rs=6、r+s=−a である。整数の因数対を調べると
a∈{−7,−5,5,7}.
(2)
X2+2X+6=(X+1)2+5 は Q 上既約であり、K≅Q(−5) である。これは同多項式の分解体で、標数 0 より分離的である。したがってガロア拡大であり、
Gal(K/Q)={1,σ}≅Z/2Z,σ(−5)=−−5.
(3)
R≅K[Y] は体上の一変数多項式環であり、単項イデアル整域である。非零素イデアルは既約多項式 p(Y) によって生成され、その商 K[Y]/(p) は体なので極大である。
(4)
m=(p) と書けば、L=R/m は [L:K]=degp<∞ を満たす。よって [L:Q]=2degp<∞ である。標数 0 なので L/Q は分離的であり、原始元定理により L=Q(θ) と書ける。θ の最小多項式は複素数体内に相異なる [L:Q] 個の根をもち、それぞれが埋め込みを一意に定める。したがって埋め込みの個数は [L:Q] であり、正の有限数である。