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電気通信大学 情報理工学研究科 機械知能システム学専攻 2020年8月実施 選択問題5 制御工学

Author​

祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)

Description​

以下の問1と問2を答えよ。問題は複数ページにまたがるので注意せよ。また,ある時間信号 g(t)g(t) に対するラプラス変換は G(s)G(s) と表し,ss はラプラス演算子とする。

問1​

つぎのシステム(a)が与えられたとする。

d2dt2y(t)−ddty(t)+2y(t)=u(t).(a)\frac{d^2}{dt^2}y(t)-\frac{d}{dt}y(t)+2y(t)=u(t). \tag{a}

(1) (a)式に対して

x(t)=[y(t)ddty(t)],z(t)=y(t)+ddty(t)(b)\boldsymbol x(t)=\begin{bmatrix}y(t)\\\dfrac{d}{dt}y(t)\end{bmatrix}, \qquad z(t)=y(t)+\frac{d}{dt}y(t) \tag{b}

を定める。このとき,状態変数 x(t)\boldsymbol x(t) と制御出力 z(t)z(t) を有する状態方程式

ddtx(t)=Ax(t)+Bu(t),z(t)=Cx(t)(c)\frac{d}{dt}\boldsymbol x(t)=A\boldsymbol x(t)+Bu(t), \qquad z(t)=C\boldsymbol x(t) \tag{c}

の係数行列 A,B,CA,B,C を求めよ。

(2) 以下の状態フィードバック制御(d)をシステム(c)に適用したとする。

u(t)=[f1f2]x(t)+r(t).(d)u(t)=\begin{bmatrix}f_1&f_2\end{bmatrix}\boldsymbol x(t)+r(t). \tag{d}

このとき,入力 r(t)r(t) から制御出力 z(t)z(t) までの閉ループシステムの極が −1-1 と −3-3 になる状態フィードバックゲイン f1f_1 と f2f_2 を求めよ。

(3) (2)式で求めた閉ループシステムの入力 r(t)r(t) としてインパルス信号が印加されたときの制御出力 z(t)z(t) の時間応答を求めよ。ただし,初期値は x(0)=0\boldsymbol x(0)=0 とする。

(4) (2)式で求めた閉ループシステムを考える。初期値 x(0)\boldsymbol x(0) と入力 r(t)r(t) が

x(0)=[01],r(t)={0t<0,1t≥0(e)\boldsymbol x(0)=\begin{bmatrix}0\\1\end{bmatrix}, \qquad r(t)=\begin{cases}0&t<0,\\1&t\ge0\end{cases} \tag{e}

であるときの制御出力 z(t)z(t) の時間応答を求めよ。

問2​

図1に示すフィードバックシステムを考える。ただし,C1C_1 と C2C_2 は定数ゲインである。

図1 フィードバックシステム

(1) 入力 R(s)R(s) から出力 Y(s)Y(s) までの伝達関数を求めよ。

(2) 図1のフィードバックシステムに対して

C2=1,R(s)=1s2(f)C_2=1,\qquad R(s)=\frac1{s^2} \tag{f}

を考える。このとき,入力 R(s)R(s) に対する出力 Y(s)Y(s) の偏差を

E(s)=R(s)−Y(s)(g)E(s)=R(s)-Y(s) \tag{g}

とするとき,定常偏差が 00 になるゲイン C1C_1 の値を最終値の定理に基づき求めよ。

题目描述​

回答下列第1题与第2题。注意原题跨越多页。时间信号 g(t)g(t) 的拉普拉斯变换记为 G(s)G(s),ss 为拉普拉斯算子。

第1题​

给定系统(a):

d2dt2y(t)−ddty(t)+2y(t)=u(t).\frac{d^2}{dt^2}y(t)-\frac{d}{dt}y(t)+2y(t)=u(t).

(1) 对式(a),定义式(b)中的量:

x(t)=[y(t)ddty(t)],z(t)=y(t)+ddty(t).\boldsymbol x(t)=\begin{bmatrix}y(t)\\\dfrac{d}{dt}y(t)\end{bmatrix}, \qquad z(t)=y(t)+\frac{d}{dt}y(t).

求以 x(t)\boldsymbol x(t) 为状态变量、z(t)z(t) 为控制输出的状态方程(c)

ddtx(t)=Ax(t)+Bu(t),z(t)=Cx(t)\frac{d}{dt}\boldsymbol x(t)=A\boldsymbol x(t)+Bu(t), \qquad z(t)=C\boldsymbol x(t)

中的系数矩阵 A,B,CA,B,C。

(2) 将状态反馈控制(d)

u(t)=[f1f2]x(t)+r(t)u(t)=\begin{bmatrix}f_1&f_2\end{bmatrix}\boldsymbol x(t)+r(t)

应用于系统(c)。求使从输入 r(t)r(t) 到控制输出 z(t)z(t) 的闭环系统极点为 −1,−3-1,-3 的状态反馈增益 f1,f2f_1,f_2。

(3) 对第(2)问求得的闭环系统,若输入 r(t)r(t) 为冲激信号,求控制输出 z(t)z(t) 的时间响应。初始值为 x(0)=0\boldsymbol x(0)=0。

(4) 考虑第(2)问求得的闭环系统,若初始值与输入如式(e):

x(0)=[01],r(t)={0t<0,1t≥0,\boldsymbol x(0)=\begin{bmatrix}0\\1\end{bmatrix}, \qquad r(t)=\begin{cases}0&t<0,\\1&t\ge0,\end{cases}

求控制输出 z(t)z(t) 的时间响应。

第2题​

考虑图1的反馈系统,其中 C1,C2C_1,C_2 为常数增益。

(1) 求从输入 R(s)R(s) 到输出 Y(s)Y(s) 的传递函数。

(2) 对图1的反馈系统,考虑式(f)所给 C2=1C_2=1、R(s)=1/s2R(s)=1/s^2。定义输入 R(s)R(s) 与输出 Y(s)Y(s) 之间的偏差为式(g):

E(s)=R(s)−Y(s).E(s)=R(s)-Y(s).

根据终值定理,求使稳态误差为 00 的增益 C1C_1。

Kai​

問1 (1), (2)​

状態の定義から

A=(01−21),B=(01),C=(11).\boxed{\begin{gathered} A=\begin{pmatrix}0&1\\-2&1\end{pmatrix},\\ B=\begin{pmatrix}0\\1\end{pmatrix},\\ C=\begin{pmatrix}1&1\end{pmatrix} \end{gathered}}.

閉ループ状態行列は Ac=A+B[f1 f2]A_c=A+B[f_1\ f_2]、特性多項式は

det⁡(sI−Ac)=s2−(1+f2)s+2−f1.\det(sI-A_c)=s^2-(1+f_2)s+2-f_1.

これを (s+1)(s+3)=s2+4s+3(s+1)(s+3)=s^2+4s+3 と比較すると

f1=−1,f2=−5,Ac=(01−3−4).\begin{gathered} \boxed{f_1=-1,\qquad f_2=-5},\\ A_c=\begin{pmatrix}0&1\\-3&-4\end{pmatrix}. \end{gathered}

原題(2)は閉ループ状態行列の固有値を指定する通常の極配置問題として解した。このゲインでは次に示すように −1-1 のモードが不可観測となり、約分後の r→zr\to z 伝達関数の極は −3-3 だけである。したがって「伝達関数が実際に二つの極を持つ」という字義どおりの解釈とは区別が必要である。

問1 (3), (4)​

Z(s)R(s)=C(sI−Ac)−1B=s+1(s+1)(s+3)=1s+3.\begin{gathered} \frac{Z(s)}{R(s)}=C(sI-A_c)^{-1}B\\ =\frac{s+1}{(s+1)(s+3)}\\ =\frac1{s+3}. \end{gathered}

よって零初期値のインパルス応答は z(t)=e−3t (t≥0)\boxed{z(t)=e^{-3t}\ (t\ge0)}。

初期値が x(0)=[0,1]T=Bx(0)=[0,1]^{\mathsf T}=B、入力が単位ステップなら

Z(s)=C(sI−Ac)−1x(0)+1s+31s=13s+23(s+3).\begin{gathered} Z(s)=C(sI-A_c)^{-1}x(0)+\frac1{s+3}\frac1s\\ =\frac1{3s}+\frac{2}{3(s+3)}. \end{gathered}

したがって z(t)=13+23e−3t (t≥0)\boxed{z(t)=\tfrac13+\tfrac23e^{-3t}\ (t\ge0)}。

問2​

Y=(s+3)(C1R−C2Y)/s2Y=(s+3)(C_1R-C_2Y)/s^2 を整理して

YR=C1(s+3)s2+C2s+3C2.\boxed{\frac{Y}{R}=\frac{C_1(s+3)}{s^2+C_2s+3C_2}}.

C2=1C_2=1 のとき特性多項式 s2+s+3s^2+s+3 は安定である。単位ランプ入力に対して

E(s)=1s2s2+(1−C1)s+3(1−C1)s2+s+3.E(s)=\frac1{s^2}\frac{s^2+(1-C_1)s+3(1-C_1)}{s^2+s+3}.

有限な定常偏差には分子の定数項が0であることが必要なので C1=1C_1=1。このとき sE(s)=s/(s2+s+3)sE(s)=s/(s^2+s+3) の極は左半平面にあり、最終値の定理から

lim⁡t→∞e(t)=lim⁡s→0ss2+s+3=0,C1=1.\begin{gathered} \lim_{t\to\infty}e(t)=\lim_{s\to0}\frac{s}{s^2+s+3}=0,\\ \boxed{C_1=1}. \end{gathered}

C1≠1C_1\ne1 では出力と入力の漸近的な傾きが異なり、e(t)∼(1−C1)te(t)\sim(1-C_1)t。符号に応じて +∞+\infty または −∞-\infty に発散する。

Reference​