電気通信大学 情報理工学研究科 機械知能システム学専攻 2020年8月実施 選択問題3 熱力学
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 6 Astra)
Description
以下の問1,問2,問3に解答せよ。
狭義の理想気体について,定圧比熱を cp[J/(kg⋅K)] と定積比熱を cv[J/(kg⋅K)] とする。この理想気体は水平方向に可動するピストンの中に,圧力 P[Pa],体積 V[m3] で充填されている。その気体の質量は M[kg],気体定数は R[J/(kg⋅K)] である。ただし,気体がする外部仕事に損失はないものとする。理想気体の温度が ΔT[K] 変化した場合,以下の問いに答えよ。
(1) 各々の理想気体が,それぞれ,定圧変化の過程のみで得た熱量 Q1[J] と,定積変化の過程のみで得た熱量 Q2[J] を,それぞれ求めよ。
(2) 定圧変化で体積が ΔV[m3] 変化したときの仕事 L1[J] と,定積変化の仕事 L2[J] について,それぞれ求めよ。
(3) 内部エネルギーの総和 E[J] について,定圧変化 E1[J] と定積変化 E2[J] の場合について,それぞれ求めよ。
(4) 2つの比熱 cp,cv について,cp=cv+R が成立することを証明せよ。ただし,温度変化による物性の変化は無視できるものとする。
(5) 比熱比 κ と R を用いて,cp,cv をそれぞれ示せ。
逆カルノーサイクルで運転する冷暖房機で室温を一定に保ちたい。以下の運転条件においてそれぞれの問いに答えよ。
(1) 夏場に冷房運転している状態とし,外気温 320[K] の時に室温を 300[K] に保ちたい。室内への外部侵入熱が 3kW の時,必要最小動力を求めよ。
(2) 冬場に暖房運転している状態とし,外気温 270[K] の時に室内を 300[K] に保ちたい。室内からの熱損失が 5kW の時,必要最小動力を求めよ。
ある自動車のエンジンは,燃料の発熱量に対して熱効率 50% で稼働し,30kW の出力で走行している。使用する燃料の発熱量が 50×106J/kg である。以下の問いに答えよ。ただし,走行中にエンジンの出力や熱効率は変化しないものとする。
(1) このエンジンが1時間あたり消費する燃料の質量 M[kg/h] を求めよ。
(2) このエンジンの熱効率を 50% から 60% に改善して同じ出力を取り出す場合,50% の場合と比較して1時間あたりに節約可能な燃料の質量 ΔM[kg/h] を求めよ。
题目描述
回答下列第1题、第2题、第3题。
第1题
对于狭义理想气体,设定压比热为 cp[J/(kg⋅K)],定容比热为 cv[J/(kg⋅K)]。气体充填在活塞可沿水平方向移动的容器中,压力为 P[Pa],体积为 V[m3],质量为 M[kg],气体常数为 R[J/(kg⋅K)]。假设气体对外做功没有损失。当气体温度变化 ΔT[K] 时,回答下列问题。
(1) 分别求气体仅经历定压变化所获得的热量 Q1[J],以及仅经历定容变化所获得的热量 Q2[J]。
(2) 分别求定压变化中体积改变 ΔV[m3] 时的功 L1[J],以及定容变化中的功 L2[J]。
(3) 对于“内能总和”E[J],分别求定压变化时的 E1[J] 与定容变化时的 E2[J]。
(4) 证明两个比热满足 cp=cv+R。假设温度变化引起的物性变化可忽略。
(5) 用比热比 κ 和 R 分别表示 cp,cv。
第2题
用按逆卡诺循环运行的冷暖空调使室温保持恒定。对于以下运行条件,分别回答问题。
(1) 夏季制冷时,室外温度为 320[K],希望将室温保持在 300[K]。若从室外传入室内的热量为 3kW,求所需最小功率。
(2) 冬季供暖时,室外温度为 270[K],希望将室内保持在 300[K]。若室内的热损失为 5kW,求所需最小功率。
第3题
某汽车发动机相对于燃料发热量的热效率为 50%,行驶时的输出功率为 30kW。燃料发热量为 50×106J/kg。假设行驶过程中发动机的输出功率与热效率均不变,回答下列问题。
(1) 求发动机每小时消耗的燃料质量 M[kg/h]。
(2) 若将发动机热效率从 50% 提高到 60%,并保持相同输出功率,求与热效率 50% 时相比每小时可节省的燃料质量 ΔM[kg/h]。
Kai
熱の流入、気体が外部にする仕事を正とする。
Q1=McpΔT,Q2=McvΔT,
L1=PΔV=MRΔT,L2=0.
理想気体の内部エネルギーは温度だけの関数であり、変化量は両過程とも
E1=E2=McvΔT.
ここでは原題(3)の E を内部エネルギーの変化量と解する。絶対値には初期温度と基準エネルギーが必要であり、ΔT だけでは求まらない。
定圧変化の第一法則 Q1=E1+L1 に代入すると、McpΔT=McvΔT+MRΔT。したがって cp−cv=R。これと κ=cp/cv より
cv=κ−1R,cp=κ−1κR.
冷房の成績係数は COPR=TL/(TH−TL)=300/20=15。よって W˙min=3/15=0.200 kW。
暖房では COPH=TH/(TH−TL)=300/30=10。よって W˙min=5/10=0.500 kW。
燃料消費量は出力を熱効率と発熱量で割れば得られる。
M=0.50×50×10630×103×3600=4.32 kg/h.
効率60%では M′=3.60 kg/h。したがって ΔM=0.72 kg/h。
Reference