電気通信大学 情報理工学研究科 情報学専攻 2024年8月実施 選択問題 確率・オペレーションズリサーチ
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
この科目では問1に必ず解答し、問2または問3の一方を選択する。ここでは全問を扱う。
箱に入った 100 個のクジから一つを引く。数字を X∈{0,1,5,10}、
色に応じた倍率を Y∈{a2,a,1} とし、得点を Z=XY とする。
a は 2 以上の自然数であり、同時確率は次の表で与えられる。
| 色・倍率 Y | X=0 | X=1 | X=5 | X=10 |
|---|
| 赤・a2 | 12/100 | 5/100 | 2/100 | 1/100 |
| 黄・a | 4/100 | 10/100 | 14/100 | 12/100 |
| 青・1 | 0 | 0 | 20/100 | 20/100 |
- Y の周辺確率を求めよ。
- Y=a2 のもとでの X の条件付き確率を求めよ。
- E[Z] を求めよ。
- 数字は見えず色だけ見えるとき、E[Z∣Y] が最大となる色を
a の値で場合分けして答えよ。
問2 A
クッキー 1 個の重量は N(20,42) [g]、空箱の重量は N(300,92) [g]
に従う。1 箱にはクッキーを 100 個入れる。
- 製品 1 箱の重量の分布を求めよ。
- 規格を 2177 g 以上 2423 g 以下とするとき、不適合となる確率を求めよ。
問2 B
X1,…,Xn は互いに独立で、平均 μ の指数分布
f(x)=μ1e−x/μ(x≥0)
に従う。Sn=∑i=1nXi とする。
-
E[Sn/n] を求めよ。
-
V[Sn/n] を求めよ。
-
中心極限定理により Sn/n の標本分布を近似せよ。
-
Sn の確率密度関数が
fn(x)=(n−1)!μnxn−1e−x/μ(x≥0)
であることを数学的帰納法で示せ。
次の線形計画問題をシンプレックス法で解く。
maximizesubject to−x1+x2+2x3,x1+2x2−x3≤20,−2x1+4x2+2x3≤60,2x1+3x2+x3≤50,x1,x2,x3≥0.
- スラック変数 x4,x5,x6 を導入し、初期シンプレックス表を作れ。
- 最初に基底へ入れる非基底変数を答えよ。
- 1 回目の更新後の表を完成せよ。x2 列の係数は上から 4,2,1 となる。
- 最適解と最適目的関数値を求めよ。
题目描述
第 1 题根据抽签数字与颜色倍率的联合分布,求边缘分布、条件分布、期望和最优选色策略。
第 2 题的 A、B 两案分别考查正态变量之和及指数分布样本均值与 Erlang 分布的归纳证明。
第 3 题要求完整执行单纯形法并求线性规划的最优解。
Kai
(1)
各行を加えると
P(Y=a2)=0.20,P(Y=a)=0.40,P(Y=1)=0.40.
(2)
P(Y=a2)=20/100 なので、
xP(X=x∣Y=a2)053141510110201
である。
(3)
E[Z]=1005+10+10a2+10010+70+120a+100100+200=41a2+2a+3.
(4)
色ごとの条件付き期待値は
E[Z∣赤]=45a2,E[Z∣黄]=5a,E[Z∣青]=215.
a≥2 より、最適な色は
⎩⎨⎧黄,赤または黄,赤,a=2,3,a=4,a≥5
である。
問2 A
(1)
独立な正規確率変数の和より、平均と分散は
100⋅20+300=2300,100⋅42+92=1681=412.
したがって製品重量 W は
W∼N(2300,412).
(2)
2177=2300−3⋅41、2423=2300+3⋅41 なので、
P(W<2177 または W>2423)=P(∣N(0,1)∣>3)=2(1−Φ(3))≈0.00270.
問2 B
(1)
E[nSn]=μ.
(2)
指数分布の分散は μ2 であるから、独立性より
V[nSn]=nμ2.
(3)
中心極限定理より、n が十分大きいとき
nSn ∼˙ N(μ,nμ2).
(4)
n=1 では提示された指数分布の密度そのものである。
n=k で式が成立すると仮定すると、畳み込みにより
fk+1(x)=∫0xfk(t)f1(x−t)dt=(k−1)!μk+1e−x/μ∫0xtk−1dt=k!μk+1xke−x/μ.
よって数学的帰納法により、すべての n≥1 で
fn(x)=(n−1)!μnxn−1e−x/μ
が成立する。
(1)
等式制約は
⎩⎨⎧x1+2x2−x3+x4=20,−2x1+4x2+2x3+x5=60,2x1+3x2+x3+x6=50,xi≥0.
初期表は次のとおりである。
| 基底 | cB | x1 | x2 | x3 | x4 | x5 | x6 | 定数項 |
|---|
| x4 | 0 | 1 | 2 | -1 | 1 | 0 | 0 | 20 |
| x5 | 0 | -2 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | 60 |
| x6 | 0 | 2 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 50 |
| zj | | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| cj−zj | | -1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | |
初期実行基底解は
(x1,x2,x3,x4,x5,x6)=(0,0,0,20,60,50)
である。
(2)
cj−zj が最大なのは x3 列なので、
x3 を基底へ入れる.
比率検定より x5 が基底から出る。
(3)
第 2 行の x3 の係数 2 をピボットとすると、
| 基底 | cB | x1 | x2 | x3 | x4 | x5 | x6 | 定数項 |
|---|
| x4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 1/2 | 0 | 50 |
| x3 | 2 | -1 | 2 | 1 | 0 | 1/2 | 0 | 30 |
| x6 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | −1/2 | 1 | 20 |
| zj | | -2 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | 60 |
| cj−zj | | 1 | -3 | 0 | 0 | -1 | 0 | |
となる。
(4)
次に x1 を基底へ入れ、x6 を基底から出す。最終表は
| 基底 | cB | x1 | x2 | x3 | x4 | x5 | x6 | 定数項 |
|---|
| x4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 1/2 | 0 | 50 |
| x3 | 2 | 0 | 7/3 | 1 | 0 | 1/3 | 1/3 | 110/3 |
| x1 | -1 | 1 | 1/3 | 0 | 0 | −1/6 | 1/3 | 20/3 |
| zj | | -1 | 13/3 | 2 | 0 | 5/6 | 1/3 | 200/3 |
| cj−zj | | 0 | −10/3 | 0 | 0 | −5/6 | −1/3 | |
である。すべての cj−zj≤0 なので、
(x1,x2,x3)=(320,0,3110),zmax=3200.