電気通信大学 情報理工学研究科 情報学専攻 2023年8月実施 選択問題 離散数学
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
前提が偽のときの含意 p⇒q について、二つの誤った真理値表を論理式で表し、空欄 1〜9 を選択肢から埋めよ。
正の整数上の述語 p(x) を「x は偶数」とし、
∃xp(x)∧∃xq(x)⇒∃x(p(x)∧q(x))
の真偽を、q(x) が奇数、素数、4 の倍数、x<1 を表す各場合に答えよ。さらに四つの量化論理式を、恒真・恒偽・いずれにもなる、のいずれかに分類せよ。
写像 f:A→B と P⊆A に対する
f(A−P)?f(A)−f(P)
の包含関係を選び、その証明の空欄を埋めよ。さらに A=B=R、P=[−1,1] とし、f(x)=x3−x2,2x,sinx の各場合に等号が成り立つか答え、等号を保証する f の性質を選べ。
∣A∣=m,∣B∣=n とする。m,n の大小関係ごとに写像 A→B に可能な単射・全射の性質を選べ。また、写像、全射、単射の総数を求め、S(u,v) を u 元集合から v 元集合への全射数とするとき
nm=k=1∑n(kn)S(m,k)(m≥n≥1)
を証明せよ。
Pascal の関係
(k+1n+1)=(k+1n)+(kn)
を示し、数学的帰納法により
(kn)≤2k−1nk(0≤k≤n)
を証明せよ。
题目描述
题目依次考查命题与量词逻辑、像集与差集的关系、有限集合间映射的计数,以及组合恒等式和组合数不等式的归纳证明;选择题空格需同时给出选项编号与内容。
Kai
A さんの表は p∧q、B さんの表は
(p∨¬q)∧(¬p∨q)
の真理値表である。したがって空欄は
| 空欄 | 選択肢 | 内容 |
|---|
| 1 | 1 | ∧ |
| 2 | 2 | q |
| 3 | 0 | ∨ |
| 4 | 3 | ¬q |
| 5 | 0 | ∨ |
| 6 | 2 | q |
| 7 | 7 | 対称 |
| 8 | 8 | 任意の |
| 9 | 4 | 逆 |
である。
(1)
奇数の場合だけ、前件は真であるが偶数かつ奇数の正整数は存在しない。
(2)〜(5)
| 空欄 | 選択肢 | 判定 |
|---|
| 14 | 2 | 真にも偽にもなる |
| 15 | 1 | 常に真 |
| 16 | 0 | 常に偽 |
| 17 | 1 | 常に真 |
ここで 15 は
∃x∀yp(x,y)⇒∀y∃xp(x,y)、
17 は量化記号の否定と含意の定義から直ちに従う。
(1)、(2)
f(A−P)⊇f(A)−f(P).
したがって 18 は選択肢 1(⊇)である。証明の矢印は
| 空欄 | 選択肢 | 内容 |
|---|
| 19 | 2 | ⇒ |
| 20 | 0 | ⟺ |
| 21 | 0 | ⟺ |
となる。実際、b∈f(A)−f(P) なら、b=f(a) となる a∈A は P に属さないので b∈f(A−P) である。
(3)
| 空欄 | 選択肢 | 内容 |
|---|
| 22 | 0 | 成り立つ |
| 23 | 0 | 成り立つ |
| 24 | 1 | 成り立たない |
| 25 | 3 | 単射 |
f(x)=x3−x2 の場合、
f([−1,1])=[−2,0],f(R−[−1,1])=(−∞,−2)∪(0,∞)
なので等号が成り立つ。2x は単射なので等号が成り立つ。sinx では左辺が [−1,1] となるため等号は成り立たない。
(1)
選択肢は 0:全単射、1:全射でも単射でもない、2:全射だが単射でない、3:単射だが全射でない、である。
| 条件 | ありうる選択肢 |
|---|
| (a) m=n | 0,1 |
| (b) m>n | 1,2 |
| (c) m≤n | 0,1,3 |
(2)
写像の総数は
全射の総数は
S(m,n)=⎩⎨⎧j=0∑n(−1)j(jn)(n−j)m,0,m≥n,m<n.
単射の総数は
⎩⎨⎧(n−m)!n!,0,m≤n,m>n.
(3)
写像 A→B を像の要素数 k で分類する。像となる k 元を選ぶ方法が (kn) 通り、その集合への全射が S(m,k) 通りなので
nm=k=1∑n(kn)S(m,k).
(1)
(k+1n)+(kn)=(k+1)!(n−k−1)!n!+k!(n−k)!n!=(k+1)!(n−k)!(n+1)!=(k+1n+1).
(2)
n=1 では k=0,1 の双方で成立する。n=t で成立すると仮定する。
k=0,1,t+1 は直接成立する。2≤k≤t では Pascal の関係と帰納法の仮定より
(kt+1)=(kt)+(k−1t)≤2k−1tk+2k−2tk−1=2k−1tk−1(t+2)≤2k−1(t+1)k,
ただし最後は (t+1)k≥tk+2tk−1 を用いた。よってすべての n で成立する。