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電気通信大学 情報理工学研究科 情報学専攻 2022年8月実施 選択問題 離散数学

Author

祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)

Description

  1. 論理関数
    P(x,y,z)=¬{x(y¬z)}P(x,y,z)=\neg\{x\Rightarrow(y\land\neg z)\}
    の連言標準形、選言標準形、真理値表を求めよ。
  2. 4×44\times4 の各 00-11 格子について、全称・存在量化を含む選択肢のうち真となる二命題を選べ。
  3. XY=XY|X\cap Y|=|X\cup Y|X=YX=Y の関係について、証明の空欄を埋めよ。
  4. 写像 f:XXf:X\to X の像・逆像に関する包含関係を答え、 f1f=ff1f^{-1}\circ f=f\circ f^{-1} が一般に成り立つか調べよ。
  5. L0=2,L1=1,Ln+1=Ln+Ln1L_0=2,L_1=1,L_{n+1}=L_n+L_{n-1} に対し、
    Ln2=Ln1Ln+1+5(1)nL_n^2=L_{n-1}L_{n+1}+5(-1)^n
    を数学的帰納法で証明せよ。

题目描述

考查命题逻辑与量词、有限集合的基数、像与逆像、反例构造,以及 Lucas 数列恒等式的数学归纳法证明。

Kai

問1

含意を消去すると、

P(x,y,z)=¬(¬x(y¬z))=x(¬yz)=(x¬y)(xz).\begin{aligned} P(x,y,z) &=\neg(\neg x\lor(y\land\neg z))\\ &=x\land(\neg y\lor z)\\ &=(x\land\neg y)\lor(x\land z). \end{aligned}

したがって、空欄 11 から 66 の選択肢番号と内容は

(0:x, 4:¬y, 2:z, 0:x, 4:¬y, 2:z).\boxed{(0:x,\ 4:\neg y,\ 2:z,\ 0:x,\ 4:\neg y,\ 2:z)}.

真理値表は

xxyyzzP(x,y,z)P(x,y,z)
TTTT
TTFF
TFTT
TFFT
FTTF
FTFF
FFTF
FFFF

である。よって空欄 77 から 1414 の選択肢番号は

(8,9,8,8,9,9,9,9).\boxed{(8,9,8,8,9,9,9,9)}.

問2

選択肢を

0:xyC(x,y)=1,1:xyC(x,y)=1,2:yxC(x,y)=1,3:xyC(x,y)=1,4:yxC(x,y)=1\begin{array}{ll} 0:\forall x\forall y\,C(x,y)=1,& 1:\forall x\exists y\,C(x,y)=1,\\ 2:\forall y\exists x\,C(x,y)=1,& 3:\exists x\forall y\,C(x,y)=1,\\ 4:\exists y\forall x\,C(x,y)=1 \end{array}

と書く。各図を行・列ごとに調べれば、

図21, 2図32, 3図41, 4\boxed{ \begin{array}{c|c} \text{図2}&1,\ 2\\ \text{図3}&2,\ 3\\ \text{図4}&1,\ 4 \end{array}}

となる。すなわち空欄 1515 から 2020

(1,2,2,3,1,4)\boxed{(1,2,2,3,1,4)}

である。

問3

以下、試験の意図どおり X,YX,Y は有限集合とする。X=YX=Y は基数の等式の十分条件であり、逆向きでは必要条件である。

XYXXY.X\cap Y\subseteq X\subseteq X\cup Y.

XY=XY|X\cap Y|=|X\cup Y| なら

X=XY.|X|=|X\cap Y|.

さらに

X=(XY)˙(XY)X=(X\cap Y)\mathbin{\dot\cup}(X\setminus Y)

なので、

X=XY+XY|X|=|X\cap Y|+|X\setminus Y|

より XY=X\setminus Y=\varnothing、すなわち XYX\subseteq Y である。対称に XYX\supseteq Y も成り立つから X=YX=Y である。

したがって空欄 2121 から 3030 の選択肢番号は

(1,0,2,4,3,6,3,7,8,9).\boxed{(1,0,2,4,3,6,3,7,8,9)}.

問4

(1)

任意の AXA\subseteq X に対し、

f1(f(A))A,f(f1(A))A.\boxed{f^{-1}(f(A))\supseteq A},\qquad \boxed{f(f^{-1}(A))\subseteq A}.

したがって空欄は , \boxed{\supseteq,\ \subseteq} である。

(2)

二つの集合写像が等しいことを確認すべき関係式は

AX,f1(f(A))=f(f1(A))\boxed{ \forall A\subseteq X,\quad f^{-1}(f(A))=f(f^{-1}(A))}

である。

(3)

これは一般には成り立たない。例えば

X={0,1},f(0)=f(1)=0,A={0}X=\{0,1\},\qquad f(0)=f(1)=0,\qquad A=\{0\}

とすると、

f1(f(A))=X,f(f1(A))={0}.f^{-1}(f(A))=X,\qquad f(f^{-1}(A))=\{0\}.

よって両者は等しくない。

問5

n=1n=1 では

L12=1=L0L25=235L_1^2=1=L_0L_2-5=2\cdot3-5

なので成立する。nn で成立すると仮定すると、

Ln+12LnLn+2=Ln+12Ln(Ln+1+Ln)=Ln+1Ln1Ln2=5(1)n=5(1)n+1.\begin{aligned} L_{n+1}^2-L_nL_{n+2} &=L_{n+1}^2-L_n(L_{n+1}+L_n)\\ &=L_{n+1}L_{n-1}-L_n^2\\ &=-5(-1)^n\\ &=5(-1)^{n+1}. \end{aligned}

ゆえに n+1n+1 でも成立し、数学的帰納法により

Ln2=Ln1Ln+1+5(1)n\boxed{L_n^2=L_{n-1}L_{n+1}+5(-1)^n}

がすべての正の整数 nn について成り立つ。