電気通信大学 情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 2024年8月実施 選択問題 数値計算
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
行列
A=(1223)
に、初期値 y(0)=(1,1)T として
z(k)=Ay(k−1),ρ(k)=(y(k−1))Ty(k−1)(y(k−1))Tz(k),y(k)=∥z(k)∥∞z(k)
を適用する。固有値・固有ベクトルによる展開から、反復ベクトルが最大固有値の固有ベクトルへ収束し、Rayleigh 商が最大固有値へ収束することを示せ。
公式問題(PDF第11頁)に基づく設問要約:(1) 初期ベクトルの固有ベクトル展開、(2) 展開係数 ci(k) の更新式と c1(k)=0、(3) r(k)=c2(k)/c1(k)→0 と ∥y(k)−c1(k)v1∥∞→0、(4) ∣c1(k)∣→1、(5) ρ(k)→λ1 を順に示す。小問 (3) では ∣c1(k)∣ の極限が有限であることを既知としてよく、小問 (4) では逆三角不等式を使ってよい。
题目描述
对给定对称矩阵施行以无穷范数归一化的幂迭代。利用特征向量展开证明迭代向量收敛到主特征向量,并证明 Rayleigh 商收敛到最大特征值。
Kai
固有値・固有ベクトルを
λ1=2+5,λ2=2−5,v1=((5−1)/21),v2=(1(1−5)/2)
とする。
連立方程式を解くと、
y(0)=105+35v1+105−5v2.
したがって、
c1(0)=105+35,c2(0)=105−5.
z(k)=Ay(k−1) より、
ci(k)=∥z(k)∥∞λici(k−1)(i=1,2).
c1(0)>0, λ1>0, ∥z(k)∥∞>0 であるから、帰納的に
c1(k)=0(k=0,1,2,…).
r(k)=c2(k)/c1(k) とおくと、
r(k)=(λ1λ2)kr(0).
∣λ2/λ1∣<1 より、
k→∞limr(k)=0.
また、∣c1(k)∣ が有界であることを用いれば、
y(k)−c1(k)v1∞=∣c1(k)r(k)∣∥v2∥∞⟶0.
したがって、
k→∞limy(k)−c1(k)v1∞=0.
∥y(k)∥∞=∥v1∥∞=1 である。逆三角不等式を a=y(k), b=c1(k)v1 に適用すると、
1−y(k)−c1(k)v1∞≤∣c1(k)∣≤1+y(k)−c1(k)v1∞.
よって、はさみうちの原理から
k→∞lim∣c1(k)∣=1.
A は対称行列なので v1⊥v2 である。したがって、
ρ(k)=(c1(k−1))2∥v1∥22+(c2(k−1))2∥v2∥22λ1(c1(k−1))2∥v1∥22+λ2(c2(k−1))2∥v2∥22.
c2(k−1)/c1(k−1)=r(k−1)→0 より、
k→∞limρ(k)=λ1=2+5.