電気通信大学 情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 2021年8月実施 選択問題 数値計算
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
複素定数 λ に対する常微分方程式
dtdx=λx
を刻み幅 h、tn=t0+nh で離散化し、x(tn) の数値解を xn とする。
- tn における 1 次前進差分を示せ。
- tn における 1 次後退差分を示せ。
- 陽的 Euler 法の xn+1 を求めよ。
- 陰的 Euler 法の xn+1 を求めよ。
- z=λh とし、陽的 Euler 法の増幅率 γ=xn+1/xn が ∣γ∣≤1 を満たす安定領域を複素平面上で示し、h との関係を述べよ。
- 陰的 Euler 法について同様に答えよ。
题目描述
对线性测试方程 x′=λx,写出前向/后向差分以及显式、隐式 Euler 迭代式,并在复平面上求两种方法的绝对稳定域,讨论步长与实数或纯虚特征值的关系。
Kai
(1)
dtdxt=tn≃hxn+1−xn.
(2)
dtdxt=tn≃hxn−xn−1.
(3)
hxn+1−xn=λxn
より
xn+1=(1+λh)xn.
(4)
hxn+1−xn=λxn+1
より
xn+1=1−λhxn.
(5) 陽的 Euler 法
したがって安定領域は
∣1+z∣≤1,
すなわち複素平面上の中心 −1、半径 1 の閉円板である。
h>0 とすると、一般に
∣1+hλ∣≤1⟺h∣λ∣2≤−2Reλ.
よって Reλ<0 のとき
0<h≤−∣λ∣22Reλ.
特に、実数 λ<0 では h≤−2/λ、純虚数 λ=iω=0 では正の h に対して常に不安定である。
(6) 陰的 Euler 法
γ=1−z1.
したがって安定領域は
∣1−z∣≥1,
すなわち中心 1、半径 1 の開円板の外側とその境界である。h>0 について
∣1−hλ∣≥1⟺h∣λ∣2≥2Reλ.
したがって Reλ≤0 なら任意の h>0 で安定である。特に実数 λ<0 と純虚数 λ=iω では刻み幅に制限がない。Reλ>0 では、この判定条件だけなら
h≥∣λ∣22Reλ
で ∣γ∣≤1 となるが、厳密解自体は増大するため、これは元の方程式の増大を再現しない数値的減衰である。