電気通信大学 情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 2021年8月実施 選択問題 計算機の基本原理
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
4 脚の椅子 A, B, C, D の着席を、それぞれ入力 a,b,c,d∈{0,1} で表す。入力は各クロックで更新される。
- 回路 M の出力 u は、3 人以上の着席が 3 回連続したとき、かつそのときに限り 1 となる。
- 回路 N の出力 v は、3 人以上の着席が 3 回連続するか、4 人の着席が 2 回連続したとき、かつそのときに限り 1 となる。
M を組合せ回路 M1 と順序回路 M2 に分ける。M1 は 3 人以上が同時に着席しているとき s=1 を出力し、M2 は s から u を生成する。
- s の簡単な加法標準形を求めよ。
- 状態数が最小の M2 の状態遷移を示せ。
- 状態割当てを行い、次状態と u の論理式を求めよ。
- D 型フリップフロップと AND, OR, NOT ゲートだけで M を構成せよ。
同様に、状態数が最小の N の状態遷移を示し、状態割当て後の次状態と v の加法標準形を求め、D 型フリップフロップと AND, OR, NOT ゲートだけで構成せよ。
题目描述
根据四把椅子的周期性占用信号,设计两个 Mealy 型同步时序电路:一个检测“至少三人连续三次”,另一个还要检测“四人连续两次”。要求给出最小状态机、状态编码、下一状态/输出逻辑及 D 触发器实现。
Kai
(a)
3 人以上が着席する条件は
s=abc+abd+acd+bcd.
(b)
S0,S1,S2 を、それぞれ「末尾の連続した s=1 が 0 回、1 回、2 回以上」とする。遷移表は次のとおりである。表中は「次状態 / 出力」である。
| 現状態 | s=0 | s=1 |
|---|
| S0 | S0/0 | S1/0 |
| S1 | S0/0 | S2/0 |
| S2 | S0/0 | S2/1 |
三つの状態は、それぞれ今後 3 回、2 回、1 回の s=1 で初めて出力 1 となるため互いに区別でき、状態数は最小である。
(c)
状態を (q1,q0) で
S0=00,S1=01,S2=11
と割り当てる。このとき
q0′=s,q1′=sq0,u=sq1.
(d)
M1 で (a) の s を生成し、2 個の D 型フリップフロップに
D0=s,D1=sq0
を入力する。出力ゲートを u=sq1 とすればよい。いずれも AND, OR, NOT だけで構成できる。
4 人全員が着席している条件を
とおく。t=1 なら必ず s=1 である。次の 4 状態を用いる。
- T0:末尾の s=1 がない。
- T3:直前が 3 人着席で、連続長は 1。
- T4:直前が 4 人着席で、連続長は 1。
- T2:s=1 が 2 回以上連続している。
可能な入力 (s,t)=00,10,11 に対する遷移は次のとおりである。
| 現状態 | 00 | 10 | 11 |
|---|
| T0 | T0/0 | T3/0 | T4/0 |
| T3 | T0/0 | T2/0 | T2/0 |
| T4 | T0/0 | T2/0 | T2/1 |
| T2 | T0/0 | T2/1 | T2/1 |
T3 と T4 は次の入力 11 で区別でき、T0,T2 も必要な残り連続回数が異なるため、4 状態は最小である。
状態を
T0=00,T3=01,T4=10,T2=11
と割り当てると、加法標準形は
q1′q0′v=sq1+sq0+st,=sq1+sq0+stˉ,=q1qˉ0t+q1q0s.
したがって 2 個の D 型フリップフロップへ上式の q1′,q0′ を入力し、同じく上式で v を生成すれば、AND, OR, NOT ゲートだけで N を構成できる。