図3–1のような断面積が S である容器に,高さ H まで水を入れる。時刻 0 において容器の下面に断面積 S0 の小さな穴をあける。このとき,穴の大きさは容器の断面積に比べて十分小さいとし,また摩擦などによる損失を無視でき,水の流れにはベルヌーイの式が成り立つとして,以下の問いに答えよ。ただし大気圧はいたるところ一定とし,重力加速度は g と書くこととする。
[1]時刻 0 において,穴からの水が流れ出る速度を求めよ。
[2]容器内の水がすべて流れ去るまでにかかる時間を求めよ。
次に図3–2のような2つの同じサイズの容器 A,B が U 字管でつながれている状況を考える。ここで容器 A および B の断面積は S であり,U 字管の直線部における断面積は S0 であるとする。この系内部に密度 ρ1 および ρ2 の2種類の液体を封入し,容器 A,B にそれぞれ圧力 PA,PB のガスを注入している。ただし2種類の液体については ρ1<ρ2 で互いに交じり合わず,密度 ρ2 の液体については U 字管内部のみに存在していると仮定する。
[3]図中の高さの差 h をもう一つの高さの差 H および2つの断面積 S,S0 を用いて表せ。ただし,PA=PB のとき h=H=0 であるとする。
[4]系の左右での圧力の釣り合いを考えることにより,高さの差 H を h を用いずに求めよ。なお,解答には S,S0,ρ1,ρ2,PA,PB のうちから必要な記号を用いよ。