東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 2018年8月実施 微分方程
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
- 以下の常微分方程式の厳密解を求めよ.虚数を使わずに表すこと.
(1) f′′(t)−f′(t)−6f(t)=0,f(0)=1,f′(0)=2
(2) f′′(t)−4f′(t)+4f(t)=e2t,f(0)=0,f′(0)=3
(3) f′′(t)+9f(t)=6cos3t,f(0)=1,f′(0)=3
题目描述
求下列三个常微分方程初值问题的精确解,答案不得使用虚数:
-
求解初值问题:
f′′(t)−f′(t)−6f(t)=0,f(0)=1,f′(0)=2.
-
求解初值问题:
f′′(t)−4f′(t)+4f(t)=e2t,f(0)=0,f′(0)=3.
-
求解初值问题:
f′′(t)+9f(t)=6cos3t,f(0)=1,f′(0)=3.
Kai
(1)
特性方程式は
r2−r−6=(r−3)(r+2)=0
なので、 f=C1e3t+C2e−2t である。初期条件は
C1+C2=1,3C1−2C2=2
を与える。したがって C1=4/5, C2=1/5 であり、
f(t)=54e3t+51e−2t
である。
(2)
左辺は (D−2)2f である。 f=e2tg(t) とおけば
(D−2)2f=e2tg′′=e2t,
したがって g′′=1 である。よって g=t2/2+C1t+C2 である。 f(0)=0 より C2=0 、また f′=e2t(2g+g′) と f′(0)=3 より C1=3 である。ゆえに
f(t)=e2t(3t+2t2)
となる。
(3)
同次解は C1cos3t+C2sin3t である。右辺が固有振動数と共振するため、特解を fp=Atsin3t とおく。このとき
fp′′+9fp=6Acos3t
なので A=1 である。したがって
f=C1cos3t+C2sin3t+tsin3t.
f(0)=1 より C1=1 、 f′(0)=3 より 3C2=3 、すなわち C2=1 である。よって
f(t)=cos3t+sin3t+tsin3t
である。各結果は実数だけで表され、直接微分して代入すると方程式と初期条件の双方を満たす。