東京工業大学 工学院 情報通信系 2018年8月実施 S2 二元符号とHuffman符号の最適性
Author
祭音Myyura (co-authored with GPT 5.6 SOL)
Description
- 情報源 X の記号 a,b,c,d の確率をそれぞれ 1/2,1/6,2/9,1/9 とする。
| 記号 | 符号 C | 符号 C′ |
|---|
| a | 00 | 0 |
| b | 01 | 11 |
| c | 10 | 100 |
| d | 11 | 101 |
a) C′ の符号木を描け。
b) C,C′ の平均符号長を求めよ。
c) Huffman 符号の一例とその平均符号長を求めよ。
d) エントロピーを A+Blog23(A,B は既約分数)の形で求めよ。
2. Huffman 符号の最適性を記号数について帰納法で示す。k 記号の情報源 Y の最小確率の2記号 xi,xj を合併した情報源を Z,新記号を x′ とする。Huffman 符号 Ck の兄弟葉 xi,xj を親 x′ に置換した符号を Ck−1,同じ縮約を最適符号 Ck′ に行ったものを Ck−1′ とする。
a) 合併後のアルファベット(ア),L(Ck−1)(イ),L(Ck−1′)(ウ),差 L(Ck−1′)−L(Ck−1)(エ),仮に Ck が最適でなければ L(Ck′)<(オ)となる右辺を答えよ。
b) PZ を PY で表せ。
c) 最適符号で最小確率の2記号を最深の兄弟葉に置けることを示せ。
题目描述
绘制前缀码树,计算平均码长、Huffman 编码和熵,并用交换论证与归纳法证明最优性。
Kai
1)a)
1)b)
L(C)=2,L(C′)=21+62+3(92+91)=611.
1)c)
最小の d,b を合併して 5/18,次に c と合併して 1/2,最後に a と合併する。一例は
a:0,c:10,b:110,d:111.
平均符号長は
21+2⋅92+3(61+91)=916.
1)d)
H(X)=21+61log26+92log229+91log29=94+65log23.
2)a),b)
p=PY(xi)+PY(xj) とおく。二つの符号語を1ビットずつ短縮するため
(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)=(Mk∖{xi,xj})∪{x′},=L(Ck)−p,=L(Ck′)−p,=L(Ck′)−L(Ck),=L(Ck).
PZ(x′)=p,PZ(x)=PY(x)(x=x′).
L(Ck′)<L(Ck) なら縮約後にも L(Ck−1′)<L(Ck−1) となり,帰納法の仮定に矛盾する。
2)c)
確率 p≤q の記号がそれぞれ深さ l≤L にあるとき,位置を交換した平均長の変化は
pL+ql−(pl+qL)=(p−q)(L−l)≤0.
よって最小確率の記号を最深葉へ移しても平均長は増えない。最適な符号木には子が一つだけの内部節点は存在せず,最深葉の兄弟も最深葉である。最小確率の2記号をこの兄弟葉に置くように交換すれば,最適性を保ったまま縮約可能な配置を得る。