東京工業大学 工学院 情報通信系 2017年8月実施 线性代数
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
H2.
- 行列 A=(0−1218) が与えられるとき,以下の問に答えよ.
a) A の固有多項式を求めよ.
b) A の固有値 λ1,λ2 (ただし, λ1>λ2 ) と,これらに対応する長さ 1 の固有ベクトルを求めよ.
c) A5−6A4−3A3+17A2−A+19I2 を求めよ.ただし, I2 は 2 次の単位行列である.
题目描述
给定矩阵
A=(0−1218).
- 求 A 的特征多项式。
- 求 A 的两个特征值 λ1,λ2,按 λ1>λ2 排列,并分别给出对应的一个长度为 1 的特征向量。
- 计算
A5−6A4−3A3+17A2−A+19I2,
其中 I2 为二阶单位矩阵。
Kai
問題の解答と詳細な解説
- 行列 A の固有値、固有ベクトル、および行列の多項式の計算
(a) A の固有多項式を求めよ
行列 A の固有多項式(特性多項式)は、 ∣λI2−A∣ または ∣A−λI2∣ を計算することで求められます。ここでは ∣λI2−A∣ として計算します。( I2 は 2 次の単位行列です)
∣λI2−A∣=λ−0−(−12)−1λ−8=λ12−1λ−8
行列式を計算します。
λ(λ−8)−(−1×12)=λ2−8λ+12
したがって、 A の固有多項式は λ2−8λ+12 です。
(b) A の固有値 λ1,λ2 と、これらに対応する長さ 1 の固有ベクトル
固有値は、固有多項式を 0 とおいた固有方程式 λ2−8λ+12=0 の解として求められます。
(λ−6)(λ−2)=0
よって、固有値は 6 と 2 です。
条件 λ1>λ2 より、 λ1=6,λ2=2 となります。
次に、それぞれの固有値に対応する固有ベクトルを求めます。
・ λ1=6 のとき:
(A−6I2)x=0 を満たすベクトル x=(xy) を求めます。
(0−6−1218−6)(xy)=(−6−1212)(xy)=(00)
これより、 −6x+y=0 すなわち y=6x が得られます。
固有ベクトルは定数 c を用いて c(16) と表せます。
長さを 1 にするため、ノルム 12+62=37 で割ります。
λ1=6 に対応する長さ 1 の固有ベクトル: ±371(16)
・ λ2=2 のとき:
(A−2I2)x=0 を満たすベクトル x=(xy) を求めます。
(0−2−1218−2)(xy)=(−2−1216)(xy)=(00)
これより、 −2x+y=0 すなわち y=2x が得られます。
固有ベクトルは定数 c を用いて c(12) と表せます。
長さを 1 にするため、ノルム 12+22=5 で割ります。
λ2=2 に対応する長さ 1 の固有ベクトル: ±51(12)
(c) A5−6A4−3A3+17A2−A+19I2 の計算
ケーリー・ハミルトンの定理により、行列 A は自身の固有多項式を満たすため、 A2−8A+12I2=O (零行列)が成り立ちます。
この性質を利用して、計算対象の高次多項式を次数下げ(割り算)します。
計算対象の多項式 x5−6x4−3x3+17x2−x+19 を x2−8x+12 で割る筆算を行います。
x5−6x4−3x3+17x2−x+19=(x2−8x+12)(x3)+2x4−15x3+17x2−x+19=(x2−8x+12)(x3+2x2)+x3−7x2−x+19=(x2−8x+12)(x3+2x2+x)+x2−13x+19=(x2−8x+12)(x3+2x2+x+1)−5x+7
このように、商が x3+2x2+x+1 、余りが −5x+7 となります。
行列 A に置き換えると以下の関係式が成り立ちます。
A5−6A4−3A3+17A2−A+19I2=(A3+2A2+A+I2)(A2−8A+12I2)−5A+7I2
ここで A2−8A+12I2=O であるため、第一項は零行列となり完全に消去されます。
=O−5A+7I2=−5A+7I2
最後に、この −5A+7I2 に具体的な行列 A と単位行列 I2 を代入して計算します。
−5(0−1218)+7(1001)=(060−5−40)+(7007)=(760−5−33)
よって、求める行列は (760−5−33) です。
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