東京工業大学 工学院 電気電子系 2022年8月実施 数学1
Author
祭音Myyura
Description
式 で与えられる微分方程式について,以下の問に答えよ。ただし は の関数であり, と は実数の定数である。
(1)
式(1.1)について特性方程式を用いて の一般解を求めると,定数 を用いて,式 の形で表すことができるとする。このとき, と のそれぞれを と を用いて表せ。
(2)
式 の特性方程式が つの異なる実数解を持ち,かつ において が収束する の条件と の条件をそれぞれ示せ。
(3)
式 の特性方程式が つの異なる虚数解を持つとき, の一般解は式(1.2)を変形して,式 と表すことができる。式 の空欄 にあてはまる数式を, および虚数単位 のうち必要なものを用いて示せ。
(4)
式 の特性方程式が重解を持つときを考える。 において, であった。このときの の特殊解を求めよ。答は を用いずに示せ。
(5)
の場合,(4) で求めた が極大となる と,そのときの の極大値を示せ。
Kai
(1)
よって、
(2)
(3)
ゆえに、
(4)
において, であったことより、
を得られて、 であることがわかる。ゆえに、
(5)