東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系 2023年8月実施 运筹学
Author
思齐塾, 祭音Myyura
Description
以下の線形計画問題 (P) を考える.
(P)maxs.t.cTxAx≤b.
ただし, A∈Rm×n,b∈Rm,c∈Rn は入力データであり, x∈Rn は変数ベクトルである.また,上付き添字の ⊤ はベクトルの転置を表し,ベクトル y,z に対して y≤z は成分ごとの不等式を表す.問題 (P) に最適解があると仮定し,以下の問いに答えよ.
(1) 入力データが
A=−111210,b=543,c=[22]
のときの最適解の集合を図示し,全端点の座標も求めよ.ここで,凸集合 S の端点とは, S の点 p で,任意の q,r∈S に対して p=2q+r ならば p=q=r が成り立つ点のことである.
(2) 一般に (P) の最適解の集合は凸集合であることを示せ.
(3) (P) の最適解 x が (P) の実行可能解 y1,y2,…,yk を用いて x=∑i=1kλiyi と表されるとする.ただし k は正の整数であり, λ1,λ2,…,λk は正の実数で ∑i=1kλi=1 を満たすとする.このとき, y1,y2,…,yk も (P) の最適解であることを示せ.
(4) (P) に最適解は存在するが最適解の集合が端点をもたない入力データ (A,b,c) の例をひとつ挙げて,そのような例になっている理由を説明せよ.ただし,例では n=2 とし c は非ゼロベクトルとすること.
题目描述
考虑线性规划
(P)maxs.t.c⊤x,Ax≤b,
其中 A∈Rm×n、b∈Rm、c∈Rn 为输入,x∈Rn 为变量;上标 ⊤ 表示转置,向量不等式按分量理解。题目假设 (P) 存在最优解;变量没有另行给出非负约束。
- 当
A=−111210,b=543,c=[22]
时,画出最优解集合并求其全部端点。这里,凸集 S 中的点 p 称为端点,是指对任意 q,r∈S,若
p=2q+r,
就必有 p=q=r。
2. 对一般的输入,证明 (P) 的最优解集合是凸集。
3. 设最优解 x 能写成可行解 y1,…,yk 的严格凸组合
x=i=1∑kλiyi,λi>0,i=1∑kλi=1,
其中 k 为正整数。证明每个 yi 也都是 (P) 的最优解。
4. 给出一组输入 (A,b,c),使 (P) 有最优解,但最优解集合没有端点,并解释原因。例子必须满足 n=2 且 c=0。
Kai
(x1,x2)=(x,y) と書く。
(1) 最適解集合
制約と目的関数は
−x+2y≤5,x+y≤4,x≤3,cTx=2(x+y)
である。第2制約から目的値は高々8である。直線 x+y=4 上では y=4−x なので、第1・第3制約は
−x+2(4−x)≤5⟺x≥1,x≤3
となる。よって最大値は8で、最適解集合は
S∗={(x,4−x)∣1≤x≤3}
という線分である。図では直線 x+y=4 上の (1,3) と (3,1) を結ぶ閉線分となり、その全端点は
(1,3), (3,1).
両端以外の点はこの2点の非自明な凸結合なので端点ではなく、両端は線分の端なので定義を満たす。
(2) 凸性
最適値を α とし、最適解 x,y と 0≤λ≤1 を取る。すると
A(λx+(1−λ)y)≤λb+(1−λ)b=b
だから凸結合も実行可能である。また
cT(λx+(1−λ)y)=λα+(1−λ)α=α.
よって凸結合も最適解であり、最適解集合は凸集合である。
(3)
各 yi は実行可能なので cTyi≤α である。一方
α=cTx=i=1∑kλicTyi.
正の重みによる、すべて α 以下の数の加重平均が α なので、各項が cTyi=α でなければならない。従って y1,…,yk はすべて最適解 である。
(4) 端点をもたない例
n=2 , m=1 として
A=[10],b=0,c=[10]
を取る。 x1≤0 の下で x1 を最大化する問題なので、最適値は0、最適解集合は
S∗={(0,t)∣t∈R}
という直線である。任意の (0,t) は異なる2点 (0,t−1),(0,t+1) の中点なので端点ではない。従って最適解は存在するが最適解集合に端点はなく、 c=0 も満たす。